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J-GLOBAL ID：201502273277416684   整理番号：15A0070278

セルロースゲルの構造とその形成

Cellulose hydrogel: Structure and dynamics of formation

著者 (1件)： 磯部紀之 (ジョセフ・フーリエ大 レオロジー研)
資料名： Cellulose Communications  (Cellulose Communications)
巻： 21  号： 4  ページ： 156-162  発行年： 2014年12月01日 
JST資料番号： L3993A  ISSN： 1342-730X  CODEN： CCOMFD  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： セルロースの成型加工は,融点が熱分解点以下にないため溶融成形できず,溶剤により溶液を調製した後,凝固浴にて再生させる必要がある。セルロース溶剤の中で,アルカリ・尿素水溶液は特徴的であり,この溶剤から再生される透明なセルロースゲルは,300~400m²/gの高い比表面積を有し,更に水と相溶すればどんな凝固浴を使用してもゲルを調製できる。このアルカリ・尿素水溶液由来の再生セルロースゲルの物性評価からその制御までの筆者の検討の一部を紹介した。1)はじめに,2)セルロースゲルを基材としたコンポジットフィルム,3)セルロースゲルの内部表面物性,4)セルロースゲルの構造形成メカニズム,5)今後の展開。

シソーラス用語： *セルロース ,  *ゲル ,  塩基 ,  ウレア化合物 ,  水溶液 ,  *透明度 ,  *比表面積 ,  再生セルロース ,  *複合膜 ,  *熱膨張係数 ,  疎水性 ,  内面 ,  構造形成 ,  機構
準シソーラス用語： 形成機構 ,  内部表面 ,  *熱膨張率 ,  *複合材料膜

分類 (6件)： 有機化合物の薄膜  (BK14070L) ,  応用物理化学的操作・装置  (XE03000E) ,  コロイド化学一般  (CB11010C) ,  固-気界面一般  (CB12041H) ,  光物性一般  (BM08010A) ,  非金属のその他の熱的性質  (BL05040J)

物質索引 (1件)： 尿素(¹³C)

引用文献 (25件)：

• Kuga, S., Journal of Chromatography, 195, 221 (1980).
• Jin, H., Nishiyama, Y., Wada, M., Kuga, S., Colloids and Surfaces A: Physicochemical Engineering Aspects, 240, 63 (2004).
• Innerlohinger, J., Weber, H.K., Kraft, G., Molecular Symposia, 244, 126 (2006).
• Togawa, E., Kondo, T., Journal of Polymer Science: Part B: Polymer Physics, 45, 2850 (2007).
• Gavillon, R., Budtova, T., Biomacromolecules, 9, 269 (2008).

タイトルに関連する用語 (2件)： セルロース ,  ゲル