抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
1995年1月17日午前5時46分,淡路島北端部の地下14kmを震源として,マグニチュード7.2の大地震が発生した。このため淡路島から六甲山地の南麓を結ぶ延長約40kmにわたって震度7の激震に見舞われ,犠牲者だけでも6,500人を超すというすさまじい状況となった。六甲山地周辺の地形・地質は,筆者が研究のライフワークとしてきた地域であったため,ただちに調査に入り山地から山麓にかけての被災状況をできるだけ詳細に観察・観測し記録を報告した。さらに,その後の経年変化をチェックし10年目に報告したが,早20年目を迎えた。本論では,現在までの被災地の回復状況を,ほぼ完全に回復した地(域)と未だに被災当時に近い状態のまま残っている地(域)とがわかってきたので,事例を示しながら相違やその要因を中心に考察し報告する。(著者抄録)