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J-GLOBAL ID：201502273761586845   整理番号：15A0239285

ベンゼンから誘導したカーボンナノスレッド

Benzene-derived carbon nanothreads

著者 (8件)： FITZGIBBONS Thomas C. (Pennsylvania State Univ., Pennsylvania, USA) ,  GUTHRIE Malcolm (Carnegie Institution of Washington, Washington, D.C., USA) ,  XU En-Shi (Pennsylvania State Univ., Pennsylvania, USA) ,  CRESPI Vincent H. (Pennsylvania State Univ., Pennsylvania, USA) ,  DAVIDOWSKI Stephen K. (Arizona State Univ., Arizona, USA) ,  CODY George D. (Carnegie Institution of Washington, Washington, D.C., USA) ,  ALEM Nasim (Pennsylvania State Univ., Pennsylvania, USA) ,  BADDING John V. (Pennsylvania State Univ., Pennsylvania, USA)
資料名： Nature Materials  (Nature Materials)
巻： 14  号： 1  ページ： 43-47  発行年： 2015年01月 
JST資料番号： W1364A  ISSN： 1476-1122  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 水素化非晶質炭素を生成する高圧下でのベンゼン反応や芳香族ポリマを生成する大気圧下でのベンゼン反応についてのこれまで報告とは異なる,ベンゼンの高圧固相反応で生成した結晶性一次元カーボンナノ材料の巨視的分量の大気圧での回収を報告した。なお,実験には¹²C-ベンゼン,¹³C-ベンゼン,過重水素化¹²C-ベンゼン及び過重水素化¹³C-ベンゼンを用い,それをガスケット中に封入,約20GPaで加圧し,ゆっくりと大気圧まで除圧した。生成した白黄色固体をTEM観察,高分解能角度分散X線回折分析,飛行時間エネルギー分散中性子回折,同位体依存・偏光Raman分光法,及び¹³C固体NMRで特性解析し,密度汎関数理論計算で構造最適化を行った。検討結果は,生成した一次元カーボンナノ材料が水素でキャップされ,二次元的に結晶性でありかつ短距離秩序化されているサブナノメートル直径のsp³結合炭素のナノスレッドであることを示した。これらは高圧固相法による秩序化sp³ナノ材料の最初であると結言した。

シソーラス用語： 炭素材 ,  ナノ構造 ,  糸 ,  炭素12 ,  炭素13 ,  重水素化 ,  *固相合成 ,  化学合成 ,  *キャラクタリゼーション ,  透過型電子顕微鏡 ,  X線回折分析 ,  高分解能 ,  中性子回折 ,  飛行時間法 ,  Raman分光法 ,  同位体効果 ,  炭素13NMR ,  *構造最適化 ,  密度汎関数法 ,  結晶度 ,  C-C結合 ,  電子配置 ,  芳香族炭化水素
準シソーラス用語： *sp³結合炭素 ,  *カーボンナノスレッド ,  結晶性 ,  高圧合成

分類 (2件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  結晶成長技術・装置  (BK13020B)

物質索引 (1件)： ベンゼン

タイトルに関連する用語 (2件)： ベンゼン ,  誘導