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J-GLOBAL ID:201502273929174017   整理番号:15A0707667

熱処理した天然磁硫鉄鉱による大腸菌K-12の可視光駆動型不活化

Visible-light-driven inactivation of Escherichia coli K-12 over thermal treated natural pyrrhotite
著者 (12件):
資料名:
巻: 176-177  ページ: 749-756  発行年: 2015年10月 
JST資料番号: W0375A  ISSN: 0926-3373  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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新規磁性自然磁硫鉄鉱(NP)鉱物光触媒を開発し,熱処理によって改質した。その光触媒活性を,可視光下での大腸菌K-12を接触不活性化することによって評価した。NPと比較して,アニーリングしたNPは,著しい高い殺菌活性を示すことを見出した。中でも,空気中600°Cで処理したNP(NP600)は,最も高い活性を有し,不活性化速度は,未処理NPよりもほぼ3倍高かった。X線回折(XRD)スペクトルから,NP600の鉱物相は,ヘマタイト-黄鉄鉱(Fe2O3-FeS2)複合体の混合結晶相に変換することを示した。このように,改良された光触媒性能は,主に電子-正孔分離効率及び殺菌効率を向上させることができるヘマタイトと黄鉄鉱からなるZスキーム型光触媒系の形成に起因した。スカベンジャーの研究から,主要な殺菌剤は,NPでのスーパーオキシドラジカル(O2-)からNP600でのヒドロキシルラジカル(OH)に変化することを実証した。また,振動サンプリング磁化(VSM)分析から,熱的アニーリング後のNPの飽和磁性が向上することを明らかにした。熱処理されたNPの強力な磁気的挙動は,液相反応後の光触媒の磁気回収を可能にした。また,NP600は,未処理のNPよりも安定であり,さらに4つの反応サイクル後の金属イオンの漏出は低かった。本研究は,費用対効果の高い天然鉱物系光触媒と,水の消毒における天然鉱物の応用分野を拡張するための効果的な改質方策を提供した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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光化学反応  ,  滅菌法 

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