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J-GLOBAL ID：201502273964418930   整理番号：15A0744594

湿式条件での超硬エンドミルによるCFRPの切削加工特性に関する研究

Study on End Milling of CFRP with Coolant and Cemented Carbide End Mill

著者 (3件)： 日開野輔 (慶應義塾大学大学院) ,  青山藤詞郎 (慶應義塾大学大学院) ,  小川仁 (徳島県立工業技術センター)
資料名： 精密工学会誌(Web)  (Journal of the Japan Society for Precision Engineering (Web))
巻： 81  号： 4  ページ： 333-338 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U0462A  ISSN： 1882-675X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 炭素繊維強化樹脂(CFRP)は軽量で比強度が非常に優れているため,航空機や自動車部品として,軽量化による燃費向上の期待が高い。しかしながら穴あけやエンドミルによる側面切削などでは,工具寿命の課題だけでなく,乾式加工では炭素繊維の粉塵問題がある。本稿では,湿式条件での超硬エンドミルによるCFRPの切削加工特性について報告した。冷却油剤を用いた湿式加工は,上記粉じん対策以外に冷却性や潤滑性の向上による工具寿命の改善効果もある。この湿式加工適用による加工面性状及び工具寿命改善の効果について,乾式加工による結果と比較検討を行った。バリの発生の抑制,加工面性状の改善,加工温度の低減など乾式に比べて湿式の効果が得られた。また繊維方向による切削抵抗や加工温度の違いについても明確化した。

シソーラス用語： 切削 ,  *炭素繊維強化プラスチック ,  材料別板 ,  加工 ,  乾式切削 ,  *工具寿命 ,  表面性状 ,  塵埃 ,  切削抵抗 ,  加工温度 ,  CFRP板 ,  乾式加工 ,  *湿式切削 ,  粉塵 ,  仕上面性状 ,  汚染物質 ,  大気汚染物質 ,  物質
準シソーラス用語： CFRP ,  加工面性状 ,  切削加工

分類 (2件)： フライス加工  (QC02030R) ,  研削  (QC03000R)

引用文献 (11件)：

• 1) A. Koplev, Aa. Lystrup and T. Vorm : The cutting process, chip, and cutting forces in machining CFRP, Composites, 14, 4, (1985), 374.
• 2) 金枝敏明,高橋正行:CFRP(炭素繊維強化プラスチック)の切削機構に関する研究(第1報),精密工学会誌,55, 8 (1989), 1456.
• 3) Shigehiko Sakamoto and Hiroki Iwasa : Effect of cutting revolution speed on cutting temperature in helical milling of CFRP composite laminates, Key Engineering Materials, 523, (2012), 58.
• 4) 坂本重彦,東二町圭介:CFRP (炭素繊維強化プラスチック) のドリル加工に関する研究—油穴付きドリルによる高精度穴あけ加工における圧縮空気の供給効果—,2008年度精密工学会秋季大会学術講演論文集 (2008), 59.
• 5) Wolfgang Hintze, Dirk Hartmann, Christoph Schütte : Occurrence and propagation of delamination during the machining of carbon fiber reinforced plastics (CFRPs) —An experimental; study, Composites Science and Technology, 71 (2011), 1719.

タイトルに関連する用語 (5件)： エンドミル ,  CFRP ,  切削 ,  加工特性 ,  研究