抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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マルチキー準同型暗号は,シングルキー準同型暗号の拡張方式であり,全てのユーザに異なる鍵を割り当てる方式である。すなわち,各ユーザに割り当てられた異なる鍵で暗号化された暗号文を準同型評価関数の入力とする。2012年にLopez-Altらにより提案されたLTV方式は,NTRUに基づくマルチキー完全準同型暗号であるが,1ビットメッセージの暗号化のみ可能である。一方,2013年に提案されたBosらによるBLLN方式は,このLTV方式を発展させたものであり,シングルキーではあるが,多ビットメッセージの暗号化が可能である。そこで本論文では,BLLN方式をマルチキーに拡張することにより,多ビットメッセージの暗号化が可能なマルチキー完全準同型暗号の構成を検討する。(著者抄録)