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J-GLOBAL ID：201502274060644863   整理番号：15A0431504

¹²⁹Xe NMRのためのクリプトファン-葉酸バイオセンサー

Cryptophane-Folate Biosensor for ¹²⁹Xe NMR

著者 (5件)： KHAN Najat S. (Univ. Pennsylvania, Pennsylvania, USA) ,  RIGGLE Brittany A. (Univ. Pennsylvania, Pennsylvania, USA) ,  SEWARD Garry K. (Univ. Pennsylvania, Pennsylvania, USA) ,  BAI Yubin (Univ. Pennsylvania, Pennsylvania, USA) ,  DMOCHOWSKI Ivan J. (Univ. Pennsylvania, Pennsylvania, USA)
資料名： Bioconjugate Chemistry  (Bioconjugate Chemistry)
巻： 26  号： 1  ページ： 101-109  発行年： 2015年01月 
JST資料番号： W0169A  ISSN： 1043-1802  CODEN： BCCHES  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 葉酸およびCy3蛍光色素を結合させた水溶性のクリプトファンバイオセンサーを,20の非線形段階を経て合成し,完全な特性評価を行った。本研究のコンジュゲート体を調製する際には,葉酸部分を選択的に保護して,α-カルボキシレート基のみがFRα(葉酸受容体アルファ)と結合できるようにした。FR+細胞およびFR-細胞の共焦点イメージングより,バイオセンサーの選択的取り込みが,FRαを過剰発現している細胞により,葉酸受容体依存性エンドサイトーシスを経て行なわれることが確認された。また,フローサイトメトリー解析により上記取り込みを定量化したところ,過剰な葉酸が溶液中にある場合と比較して,KB細胞では45倍高くHT-1080細胞では3倍高くなることが確認された。蛍光発光強度の中央値が,KB細胞では,HT-1080細胞での値と比較し約10倍大きくなったことから,FRαを過剰発現している細胞のin vivoバイオセンシングに対して,葉酸-コンジュゲート型クリプトファンが利用できることが示唆された。また,細胞毒性アッセイより,共焦点およびフローサイトメトリー解析に必要となる濃度範囲(1~10μM)において,本研究で使用した2種類の細胞株の生存性は80%を超えることが確認された。

シソーラス用語： *NMR【磁気共鳴】 ,  キセノン同位体 ,  *バイオセンサ ,  蛍光体 ,  色素 ,  *キャラクタリゼーション ,  膜受容体 ,  インターナリゼーション ,  フローサイトメトリー ,  腫瘍細胞 ,  培養細胞 ,  in vivo実験 ,  細胞毒性 ,  画像処理 ,  フェノール類 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族アミン ,  芳香族カルボン酸 ,  脂肪族カルボン酸 ,  カルボアミド ,  ヒドロキシ化合物 ,  アミノカルボン酸 ,  第二アミン ,  ビタミンB群
準シソーラス用語： *129Xe ,  HT1080細胞 ,  KB細胞 ,  かご型化合物 ,  *共焦点イメージング ,  蛍光色素 ,  *受容体依存性エンドサイトーシス ,  生存性 ,  *葉酸受容体

分類 (6件)： 芳香族単環フェノール類・多価フェノール  (CF05090V) ,  シクロファン,カテナン,ロタキサン,カリキサレン,ノット(三つ葉結び目)  (CF06120M) ,  分析機器  (CC02020S) ,  生物科学研究法一般  (EA03010K) ,  動植物,微生物のその他の産生物質  (CF10090R) ,  窒素複素環化合物一般  (CF07040G)

物質索引 (2件)： Cy3 ,  葉酸

タイトルに関連する用語 (4件)： 129Xe ,  NMR ,  葉酸 ,  バイオセンサー