抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1。「デジタルマーケティング」とは,デジタルメディアを通じて商品・サービスに関するマーケティング活動を行うことを指す。企業は,何らかの電子機器・デバイスを介して消費者とつながることで,購買履歴やさまざまな顧客情報をデジタル情報として獲得することができるようになる。2。デジタルマーケティングを推進している企業事例を見ると,自社サイト,スマートフォンのアプリなどのオウンドメディアを核に,店舗とネットの連携を重視して,マーケティング全体の最適化を志向していることが分かる。3。企業がオムニチャネル,すなわちデジタルメディアからリアル店舗に至る全てのチャネルを有機的に連係させて顧客へアプローチする動きを活発化させている。そうなると,デジタルマーケティングの手法をリアル店舗に適用したり,リアル店舗だけでは見えなかった総合的な顧客像を描いて有効な活性化策を打ったりすることができるようになる。4。デジタルマーケティングの登場によって,潜在顧客と既存顧客,広告と販促を有機的に連係させたマーケティングを行うことが可能になる。それを反映して,ベンダーが提供するソリューションも,マーケティング活動全体をカバーする方向で発展しつつある。5。デジタルマーケティングを企業内で推進していく上でのポイントと課題の中で,特に重要となるのはKPIの設定と,マーケティング施策の実行から分析,仮説検証につなげるPDCAサイクルの運用である。(著者抄録)