抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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生物分解可能潤滑油は世界の船尾管軸受の汚染問題を全て解決はしないとWartsila社は主張している。生物油は解決の一手段であり,環境への影響は減じるが,実際の問題に対しては一時凌ぎである。漏洩はあり,生物油価格は鉱物油より非常に高価である。船尾管シール装置に鉱物油を使用しても,米国環境保護庁の2013年の「船舶一般許可」(VGP)は取得できる。VGPの規定により,ある船主は潤滑油を鉱物油からEAL(環境的に承認された潤滑剤)に変更し,別の船主は,標準シールを最新のシールに置き換え,更に他の船主は水潤滑システムを検討している。高荷重のスラスタ装置のインターナル歯車では高品質の鉱物油が最善である。標準的なゴムシール材料であるバイトンでは,潤滑油が海水と混合すると,潤滑油はゴム製シールリングと化学反応を起こし,カルボン酸を生成し,シールを早期に劣化させ,2.5年後には漏洩を引き起す可能性がある。水潤滑はVGPのEALに分類され,最近の水潤滑のシールは,軸受材質の向上により使用期間は5年以上が可能である。SKF社は性能を向上させたSCSシールリングを開発した。