文献

J-GLOBAL ID：201502274281277970   整理番号：15A0694643

直接水熱合成によるNaBiTi₂O₆におけるZrドーピングの研究

An investigation of Zr doping in NaBiTi₂O₆ perovskite by direct hydrothermal synthesis

著者 (4件)： HARUNSANI Mohammad H. (Dep. of Chemistry, Univ. of Warwick, Coventry CV4 7AL, UK. [e-mail]) ,  WOODWARD David I. ,  THOMAS Pam A. ,  WALTON Richard I.
資料名： Dalton Transactions  (Dalton Transactions)
巻： 44  号： 23  ページ： 10714-10720  発行年： 2015年06月21日 
JST資料番号： A0270A  ISSN： 1477-9226  CODEN： DTARAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： NaBiO₃,TiF₃,ZrOCl₂のアルカリ(NaOH)水溶液から,240°CでペロブスカイトNaBi(Ti_1-xZr_x)₂O₆(x=0,0.01,0.05,0.1)の直接結晶化を実現した。それぞれの材料の粉末X線回折データは単独菱面体晶多形(R3ca~5.51Å,c~13.50Å)にフィッティングでき,Rietveld精密化はZr上昇に伴う格子パラメータと単位胞体積の線形上昇を示した。それぞれの試料のSEMはミクロンサイズの立方体微結晶を示し,エネルギー分散X線解析は予測置換に整合するBi:Ti:Zr比を示した。Raman分光は,Zrドーピングによる局所構造の摂動を示さず,類似材料の文献に整合する5個のスペクトルブロードバンド示した。水熱合成によるZr含量のx>0.1上昇は成功せず,ZrO₂副生成物結晶が得られた。NaBiTi₂O₆とNaBi(Ti_0.99Zr_0.01)₂O₆では,緻密化セラミックス(~95%結晶密度)が得られ,Zr置換でレムナント分極が低下し,高い最大圧電係数d₃₃,既報NaBiTi₂O₆材料に匹敵する誘電損失や誘電率が得られた。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *水熱合成 ,  *ペロブスカイト型結晶 ,  *チタン酸塩 ,  *ナトリウム化合物 ,  *ビスマス化合物 ,  ドーピング ,  *ジルコニウム ,  *効果 ,  X線回折 ,  Rietveld法 ,  *結晶構造 ,  エネルギー分散X線分光分析 ,  *圧電セラミック ,  *強誘電体
準シソーラス用語： *置換効果 ,  *ドーピング効果 ,  粉末X線回折 ,  SEM画像 ,  *圧電効果

分類 (3件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  圧電気,焦電気,エレクトレット  (BM05040M) ,  セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V)

タイトルに関連する用語 (4件)： 水熱合成 ,  Zr ,  ドーピング ,  研究