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J-GLOBAL ID：201502274528142119   整理番号：15A0733674

蓄積圧延接合法で加工したAl-2.5%Mg合金の低温焼鈍による一様伸びの改善

Improvement of Uniform Elongation by Low Temperature Annealing in Al-2.5%Mg Alloy Processed by Accumulative Roll Bonding

著者 (4件)： KASHIHARA Keizo (National Inst. of Technol., Wakayama Coll.) ,  KOMI Yoshikazu (National Inst. of Technol., Wakayama Coll.) ,  TERADA Daisuke (Kyoto Univ.) ,  TSUJI Nobuhiro (Kyoto Univ.)
資料名： Materials Transactions  (Materials Transactions)
巻： 56  号： 6  ページ： 803-807 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： G0668A  ISSN： 1345-9678  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 蓄積圧延接合法(ARB)によって1~7サイクル(0.8~5.6の相当ひずみ),室温でAl-2.5%Mg合金(A5052)シートを加工した。それから温度範囲100°C~400°Cで30分,等時的に,ARBで7サイクル加工したシートを焼鈍した。興味深いことに,ARBの7サイクルに続き200°Cで焼鈍した試験片は同じレベルの降伏応力(約320MPa)であるが,ARB3サイクルで加工した試験片より大きな一様伸びであることが判った。超微細結晶粒内の転位の下部構造の変化が引張試験の非常に早い段階で塑性の不安定性を引き起こすというメカニズムの観点から,低温焼鈍による一様伸びの改善を考察する。7サイクルのARBに続いて100°Cで焼鈍した試験片に焼鈍による硬化も観察した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *SPD【塑性】 ,  *圧接 ,  *積層圧延 ,  *アルミニウム合金 ,  マグネシウム含有合金 ,  低温 ,  *焼なまし ,  伸び ,  薄板 ,  金属板 ,  降伏応力 ,  試験片 ,  超微粒子 ,  転位【結晶】 ,  下部構造 ,  引張試験 ,  不安定性 ,  歪硬化 ,  塑性 ,  鉄含有合金 ,  クロム含有合金 ,  ケイ素含有合金
準シソーラス用語： AA5052 ,  *ARB法

分類 (2件)： 圧延技術  (WC06030Z) ,  熱処理技術  (WC03020T)

引用文献 (14件)：

• 1) Y. Saito, H. Utsunomiya, N. Tsuji and T. Sakai: Acta Mater. 47 (1999) 579–583.
• 2) Y. Saito, N. Tsuji, H. Utsunomiya, T. Sakai and R. G. Hong: Scr. Mater. 39 (1998) 1221–1227.
• 3) N. Tsuji: Nanostructured Metals and Alloys, ed. by S. H. Wang, (Woodhead Publishing, 2011) p. 53.
• 4) N. Tsuji, Y. Ito, Y. Saito and Y. Minamino: Scr. Mater. 47 (2002) 893–899.
• 5) N. Kamikawa, N. Tsuji and Y. Saito: Tetsu-to-Hagane 89 (2003) 273–280.

タイトルに関連する用語 (4件)： 蓄積圧延接合法 ,  Al ,  低温焼鈍 ,  一様伸び