抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,消費者に商品を買ってもらうには,消費者が商品に対して持っている深層的な意義やイメージの把握が非常に重要であることを,具体的な例を示しながら考察する。現在のように,市場に様々な商品が出回り,かつ,商品のコモディティ化が進んでいる時代には,品質や価格だけで消費者の購買意欲を刺激することは難しくなっている。「商品を売るためには,品質の良いものを作るだけでは不十分で,消費者が求める価値を深く検討する必要がある」ということである。そして,商品の付加価値を考え出すことが必要であり,それを消費者に伝達する手段としての広告の役割も重要となってきている。そこで,本稿では,コンシューマー・インサイトを把握して成果をあげた例と把握せずに失敗した例,および自社ブランドについて消費者に新たな動機づけの提案を広告などで訴求して成功した例の一部を紹介した。成功例は,いずれも新しい付加価値を提案して消費者に購買を動機づけすることができたものであることがわかる。