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J-GLOBAL ID:201502274643166544   整理番号:15A0644910

水性媒質における改善されたペルオキシダーゼ活性を持つチトクロームcにおけるイオン液体誘起の全αからα+β立体配座への転移

Ionic liquid-induced all-α to α + β conformational transition in cytochrome c with improved peroxidase activity in aqueous medium
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巻: 17  号: 15  ページ: 10189-10199  発行年: 2015年04月21日 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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コリンジオクチルスルホスクシネート[Cho][AOT](界面活性イオン液体)は,pH7.0でその水性ベシクル相において増強ぺルオキシダーゼ活性を持って酵素チトクローム(Cyt c)の二次構造において全αからα+β立体配座へ転移することを見いだした。等温滴定熱量分析により検出されるように,[Cho][AOT]は,3種の臨界濃度(凝集C1,飽和C2及びベシクルC3)でCyt cと個々に相互作用する。ヘムイオンの酸化は,C3上の結合[Cho][AOT]上のCyt cの紫外可視吸収スペクトルにおけるQバンドの消失から認められる。円偏光二色性(CD)は,単量体領域ユニットC1で二次(190~240nm)及び三次(250~300nm)構造両方の損失を示し,次いで,プレベシクル領域(C1→C3)まで安定化により追従される。二次及び三次構造の両損失は,全αからα+β→のCyt c立体配座変化をもってポストベシクル領域において認められ,それはミトコンドリア膜に結合したCyt cの立体配座変化(Biochemistry 1998,37,6402-6409)と類似し,in vitro生体模倣の人工的類似性の[Cho][AOT]膜の有望な使用を指摘する。蛍光相関分光(FCS)測定は,ベシクル相でCyt cの開折を確定する。動的光散乱実験は,ζポテンシャル測定からの電荷中性化により認められる静電相互作用により駆動されるベシクル相におけるCyt c結合の[Cho][AOT]ベシクルの縮約を示す。[Cho][AOT]はCyt cのペルオキシダーゼ活性を,過酸化水素の存在下での基板として2,2’-アジノ-ビス(3-エチルベンゾチアゾリン-6-スルホン酸)ジアンモニウム塩を用いて認められるC3での最大活性を持つCyt cのペルオキシダーゼ活性を増強することを見いだした。その結果は,特殊な膜蛋白質-脂質相互作用の生物模倣の界面活剤へのイオン液体のチューニングの適切性を立証する。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (3件):
分類
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分子構造  ,  高分子の立体構造  ,  有機化合物の可視・紫外スペクトル(分子) 

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