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J-GLOBAL ID:201502274846887581   整理番号:15A0609369

Fe-C-Mn-Tiマルテンサイトの焼戻しの際の多重硬化機構の評価のモデリング

Modelling the Evolution of Multiple Hardening Mechanisms during Tempering of Fe-C-Mn-Ti Martensite
著者 (8件):
資料名:
巻: 55  号:ページ: 884-893 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: F0100A  ISSN: 0915-1559  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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焼戻しの際のTiC析出の核形成と成長を模擬するためのミクロ組織Kampmann-Wagner-数値(KWN)モデルを組合せた多重硬化機構の線形加算としての焼戻しの際のマルテンサイトの硬化発現をモデル化している。この組合せモデルは,チタン添加の有無のマルテンサイト鋼の300°Cおよび550°Cでの焼戻しの際に測定された硬度発現に当てはめている。このモデルは実験観察と一致するTiC析出物サイズを予測し,文献と良好に一致する当てはめパラメータを生み出す。全体の硬度に最高の寄与を与えるミクロ組織成分はFe3C析出物(88HV)と転位(54HV)である。Fe3Cと転位強化の両方が焼戻しの初期段階で急速に減少し,10分の焼戻しの後に安定化する。このモデルは,回復による転位密度の減少がTiC析出物の存在により遅くなることを示している。固溶体中のチタン原子は焼戻し過程を通して安定な硬度寄与(25HV)を与える。TiC析出硬化は僅かな寄与(3.5HV)を生み出す。このモデルはTiC析出物の1%以下の平衡体積率が,大きな不整合歪(1.34GJ/m3)とマルテンサイト中の可能な核形成サイトの限定された密度により,550°Cでの等温焼戻しの際に形成することを示している。このモデルが,焼戻しマルテンサイト鋼の硬度は不整合歪を低減することによるTiC析出物密度の増加により増大することがありうることを示している。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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機械的性質  ,  熱処理技術 

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