抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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長野県善光寺に残る石灯籠等の破損状況から,1847年善光寺地震による揺れの方向を再現した。破損程度に対して3分類を行なった。破損部位の方位は8方位に分類した。建立年代から,全部で182基の内,98基が善光寺地震の揺れを受けており,破損率は61%にのぼることが分かった。破損部位は,笠と竿部分に80%が集中していた。方位は,北西方向が卓越した。この方位は,長野盆地西縁断層系の走行と直交し,震源近くでは断層に直交する方向の揺れが卓越するという従来からの指摘と整合する。