文献

J-GLOBAL ID：201502275083447751   整理番号：15A0520779

フェレドキシン鉄-硫黄補因子に対するリスケの磁気構造動力学

Magnetostructural dynamics of Rieske versus ferredoxin iron-sulfur cofactors

著者 (3件)： ALI Md. Ehesan (Lehrstuhl fuer Theoretische Chemie, Ruhr-Universitaet Bochum, 44780 Bochum, Germany. [e-mail]) ,  STAEMMLER Volker ,  MARX Dominik
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 17  号： 9  ページ： 6289-6296  発行年： 2015年03月07日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： フェレドキシンとリスケ型タンパク質にホストされた[2Fe-2S]補因子の局部的化学環境は,2つの鉄中心での個別のリガンドの存在にために基本的に異なるが,それは,フレドキシン中では同じである。これは,リスケ[2Fe-2S]コアを化学的に非対称として,フェレドキシンと比べて,より複雑な振動スペクトルをもたらす。同様に,一方が他方の特性,例えば,磁気交換結合定数Jの動力学をより複雑にすると予測される。300Kでリスケおよびフェレドキシンモデル錯体に,最近導入されたスピン制約二行列式延長破壊対称(CEBS)アプローチを用いた第1原理分子動力学を適用して,分子変動と,反強磁性交換相互作用J(t)を含む磁気構造相互相関とを引き出した。この分析は,磁気構造動力学の詳細は,リスケとフェレドキシン補因子に対して明確に異なるが,<J>の時間平均値は本質的に同一であることを実際に示す。具体的には,約200~350cm^-1の間の周波数窓は,対称補因子から化学的非対称を区別し,よって,フェレドキシンからリスケタンパク質を区別することを可能にする「指紋領域」である。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *フェレドキシン ,  *磁気構造 ,  反強磁性 ,  交換相互作用 ,  第一原理 ,  分子動力学 ,  指紋 ,  結合定数 ,  細胞接着受容体 ,  タンパク質 ,  配位子 ,  鉄錯体 ,  硫黄化合物 ,  補因子
準シソーラス用語： C型レクチン様タンパク ,  リガンド【配位子】

分類 (1件)： 有機化合物の磁性  (BM06070A)

タイトルに関連する用語 (6件)： フェレドキシン ,  鉄 ,  硫黄 ,  補因子 ,  磁気 ,  構造動力学