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J-GLOBAL ID:201502275104609838   整理番号:15A0693968

カーボンナノチューブを用いたパルス低強度電場による腫瘍細胞膜穿孔および除去

Tumour Cell Membrane Poration and Ablation by Pulsed Low-Intensity Electric Field with Carbon Nanotubes
著者 (5件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 6890-6901 (WEB ONLY)  発行年: 2015年04月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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電気穿孔法は電気パルスにより細胞膜の透過性を増す物理的手法である。カーボンナノチューブ(CNT)は,交代性電磁場下で「避雷針」のように働く,あるいは細胞膜上の直接的物理力を示し,必要とされる場の強度を下げる可能性がある。CNTのこれらの効果を探るために,作製した2セットの電極で2つの垂直電場を連続して生成できる細胞の穿孔/除去システムを構築した。多層CNT(MWCNT)存在下で乳癌細胞にこのシステムを適用することにより,500回の最適なパルス周波数(5Hz)で,効果的なパルス振幅は50V/cm(主電場)/15V/cm(整列化電場)まで下がった。これらの条件下で,即時細胞膜透過処理は38.62%に増加し,これはCNT無しのそれに比べ2.77倍高かった。更に,筆者らはこれらの条件下で起こる不可逆的な電気穿孔を観察し,処理24時間後CNT非存在下では87.01%の細胞生存率に対し,39.23&の細胞しか生存していなかった。これらの結果はCNTが増強する電気穿孔が,従来の電気穿孔治療のそれに比べ著しく弱い電場により腫瘍細胞を除去し,従って高強度電気パルスの利用に伴う潜在的なリスクを回避する潜在能力を持つことを示す。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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腫ようの実験的治療 

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