抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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他品種小ロット化生産や客先ニーズ対応により紙の要求品質が多様化するに伴い,抄造工程においても,様々な欠陥が発生している。客先への不良品流出を防止する重要計器である欠陥検出器には,優れた検査能力と安定性能が求められる。北越紀州製紙(株)紀州工場には,4台の抄紙機が稼働し各々F面検査の欠陥検査装置が設置されているが,うち6号マシンの欠陥検出器は,2009年以降,従来の上質紙,色上質紙に加え他工場からの移抄で特殊紙も検査対象となったため,両面検査及び淡色の色筋欠陥や抄き込み淡欠陥も検出可能な検査能力が不可避となった。またワインダでの欠陥チェック,処理回数も特殊紙抄造により増加し,基準点方式の既設ワインダ支援装置では,マシン減速等操業支障を生じるようになったため,2011年にオムロン社製の省スペース型カラー欠陥検出器導入とワインダ支援装置更新を実施した。本稿では,導入経過と操業経験について紹介する。(著者抄録)