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J-GLOBAL ID:201502275837593156   整理番号:15A0018629

イネにおける緑色回復可能アルビノ遺伝子gra75の詳細なマッピングと生理学的特性【Powered by NICT】

Fine Mapping and Physiological Characteristics of A Green-Revertible Albino Gene gra75 in Rice
著者 (7件):
資料名:
巻: 46  号:ページ: 225-232  発行年: 2013年 
JST資料番号: W1459A  ISSN: 0578-1752  CODEN: CKNYAR  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 中国語 (ZH)
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【目的】グリーンの復帰可能なアルビノ変異体gra75の表現型および生理学的特性に基づいて,変異遺伝子は微細にマッピングした。〔方法〕グリーンの復帰可能なアルビノ変異体はエチルメタンスルホナート変異誘発から単離した。変異体の表現型が観察され,その生理的特性と主要農業形質を分析した。変異遺伝子の遺伝的マッピングは,この候補遺伝子を同定するgra75/Zhefu802の分子マーカーとF2マッピング個体群を用いて行った。〔結果〕水田条件下で,gra75変異体植物は三葉期まで正常緑色表現型を示した。続いて,第四から第七葉段階でアルビノ表現型を生じるが,しかしその後第八葉段階からほぼ正常緑葉を開発した。成熟段階では,gra75変異株とその野生型は主要な農業形質に有意差を示さなかった。一方,変異体のアルビノ葉におけるクロロフィルとカロチノイド含有量は明らかに幼苗期で減少した。電顕的観察では葉緑体,チラコイド膜,granumsと澱粉粒の数はアルビノ葉の葉肉細胞で有意に減少したことを明らかにした。遺伝子解析はgra75の変異体表現型は一つの劣性核遺伝子によって制御されることを示唆した。gra75変異遺伝子はイネ染色体6の短腕上のInDelマーカーHC1とHC2の間のマッピング,各々0.06cMと0.6cMの遺伝的距離と120kbの物理的間隔であった。このゲノム領域における候補遺伝子を解析し,配列決定により,gra75変異体におけるLOC_Os06g07210をコードする遺伝子RNRL1(リボヌクレオチドレダクターゼ大サブユニット)のエキソン5における単一ヌクレオチド変化(C716T),コードされる産物におけるミスセンス突然変異(Ala Val)を起こしたことが分かった[結論]gra75変異体遺伝子はV3(Virescent3)遺伝子の対立遺伝子である。gra75変異体のグリーンの復帰可能なアルビノ特性は実生段階で定常的に表現でき,さらに,このアルビノ表現型は成熟段階で有意に主要な農業形質に影響しなかった。gra75の変異遺伝子は葉の色マーカー遺伝子としてのハイブリッドイネ育種に応用できるだろう。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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遺伝的変異  ,  稲作 

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