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J-GLOBAL ID:201502275936950696   整理番号:15A0706755

松樹皮抽出物は,低比重リポ蛋白質の酸化を防止し,単球の抗酸化酵素の発現を調節する

Pine bark extract prevents low-density lipoprotein oxidation and regulates monocytic expression of antioxidant enzymes
著者 (10件):
資料名:
巻: 35  号:ページ: 56-64  発行年: 2015年01月 
JST資料番号: E0636B  ISSN: 0271-5317  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ポリフェノールは,葉,種子,樹皮および花に広く分布し,心臓血管の健康に有益な影響を及ぼすと考えられている。著者らは,松樹皮抽出物(PBE)の強力な抗酸化特性は,フリーラジカルを捕捉し,抗酸化酵素を誘導する能力によって発揮されるという仮説を立てた。そこで,著者らは,PBEが低比重リポ蛋白質(LDL)酸化および単球における抗酸化防御システムに及ぼす影響を調査した。LDLの酸化感受性を,in vitroラグタイムアッセイによって,また,ヒト臍静脈内皮細胞介在性酸化モデルによって測定した。THP-1単球細胞をPBEで処理し,抗酸化酵素の発現をリアルタイムPCRおよびウエスタンブロットにより測定した。松樹皮抽出物は,in vitroで,ラジカル消去能を示し,フリーラジカル誘導性および内皮細胞介在性のLDL酸化を有意に阻害した。松樹皮抽出物による処理は,THP-1細胞における抗酸化酵素,グルタチオンペルオキシダーゼ-1,カタラーゼおよびヘムオキシゲナーゼ-1の発現を増加させた。また,PBEは核因子赤血球由来2関連因子2の活性化を誘発し,それは,活性酸素種のダウンレギュレーションにもかかわらず,細胞外シグナル調節キナーゼおよびAktの活性化と同時に起こった。単球を調べた後,さらに,著者らは,健康な男性ボランティア10人を供試し,PBEの摂取後の抗酸化作用を検討した。松樹皮抽出物は,LDL酸化のラグタイムを有意に延長した。著者らの調査結果に基づくと,PBEは,LDLおよび単球の抗酸化防御能を増強し,アテローム性動脈硬化症の進行において予防的役割を果たし得ると思われる。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物の生化学  ,  細胞生理一般  ,  動物の代謝と栄養一般 

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