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J-GLOBAL ID：201502275971278780   整理番号：15A0385827

低水温で稼働されるフルスケール粒状活性炭フィルター中の細菌多様性と活性バイオマス

Bacterial diversity and active biomass in full-scale granular activated carbon filters operated at low water temperatures

著者 (4件)： KAARELA Outi E. (Tampere Univ. Technol., Tampere, FIN) ,  HAERKKI Heli A. (HSY Helsinki Region Environmental Serv. Authority, FIN) ,  PALMROTH Marja R.T. (Tampere Univ. Technol., Tampere, FIN) ,  TUHKANEN Tuula A. (Tampere Univ. Technol., Tampere, FIN)
資料名： Environmental Technology  (Environmental Technology)
巻： 36  号： 5-8  ページ： 681-692  発行年： 2015年03月 
JST資料番号： C0125B  ISSN： 0959-3330  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： フルスケールの飲用水処理施設において低水温で稼働される粒状活性炭(GAC)フィルター中の細菌多様性とそのダイナミクスを調べた。実験はフィンランド共和国の湖水(3.7~9.5°C)を水源として利用する用水処理施設(凝集,沈降,砂濾過,オゾン処理,GAC濾過,UV殺菌,塩素処理を含む)のGACを試料として用いた。試料中の活性バイオマスの定量をATP法により推定し,定法に従ってDNAを抽出した。GCA試料についてクローンライブラリーを作製し,配列決定を行った。その結果,上記の温度範囲では活性バイオマス濃度あるいは細菌群集構造は変化しなかった。フィルター上への活性バイオマス蓄積は限定的で,最大で170ngATP/gGACであった。また,フィルターは多数の系統群を含み,α-プロテオバクテリア,β-プロテオバクテリアおよびNitrospiraが卓越群であった。

シソーラス用語： 活性炭 ,  濾過 ,  水温 ,  *用水処理 ,  飲用水 ,  フィンランド共和国 ,  湖沼水 ,  生物多様性 ,  菌数計測 ,  微生物検査 ,  抽出 ,  遺伝子ライブラリー ,  ヌクレオチド配列 ,  系統発生 ,  細菌 ,  硝酸化成菌 ,  TOC【炭素】
準シソーラス用語： ATP法 ,  DNA抽出 ,  Nitrospira ,  αプロテオバクテリア ,  βプロテオバクテリア ,  クローンライブラリー ,  塩基配列 ,  *細菌多様性 ,  *粒状活性炭

分類 (5件)： 微生物の生態  (EG03040J) ,  微生物形態学・分類学  (EG03030Y) ,  上水道工学・用水処理一般  (SC02010X) ,  湖沼汚濁  (SB02030Q) ,  生態系  (EE01040P)

タイトルに関連する用語 (8件)： 水温 ,  稼働 ,  スケール ,  粒状活性炭 ,  フィルター ,  細菌多様性 ,  活性 ,  バイオマス