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J-GLOBAL ID:201502276358273992   整理番号:15A0418256

植物ゲノムへのアグロバクテリウム属のT-DNA組込みは重要な非相同末端結合蛋白質の活性無しで生じることができる

Agrobacterium T-DNA integration into the plant genome can occur without the activity of key non-homologous end-joining proteins
著者 (11件):
資料名:
巻: 81  号:ページ: 934-946  発行年: 2015年03月 
JST資料番号: A1374A  ISSN: 0960-7412  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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非相同末端結合(NHEJ)は,植物ゲノムにアグロバクテリウム属のT-DNA組込みに対して提案される主要モデルである。動物細胞において,KU70,KU80,アルテミセチン,DNA-PKcs,DNAリガーゼIV(LIG4),血管拡張性失調症変異蛋白質(ATM)及びATMとRad3関連蛋白質(ATR)含む数種類の蛋白質は古典的NHEJ((c)NHEJ)に重要な役割を果たす。ヒストンH1(HON1),XRCC1とPARP1含む他の蛋白質は,予備的NHEJ((b)NHEJ)過程に関与する。著者らは,多数のNHEJ及び他の関連遺伝子に対してシロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)根の突然変異体の過渡現象及び安定変換頻度を調査した。Ku70,Ku80及び植物特異的DNAリガーゼVI(LIG6)の突然変異体は,安定変換感受性の増加を示した。しかし,これら突然変異体は野生型植物のものと同様な過渡現象変換感受性を示した。それは,これら突然変異体T-DNA組込みの増加を示唆した。プロモーターレスgusA(uidA)遺伝子を活性する植物ゲノムへのT-DNA組込みを必要とするプロモータートラップベクターを用いて,ベンサミアナタバコ(Nicotiana benthamiana)NHEJ遺伝子のウイルス誘発遺伝子サイレンシング(VIGS)とT-DNA組込みのための生物化学的な分析よって,これらの結果を確認した。atm,atr,lig4,xrcc1あるいはparp1突然変異体において,過渡現象または安定変換頻度における変化を検出できなかった。しかし,parp1の突然変異は高水準のT-DNA組込みと導入遺伝子メチル化を引き起こした。ku80とparp1の両方のNHEJ経路の成分をノックアウトした二重突然変異体は,安定変換またはT-DNA組込みの減少を示さなかった。T-DNA組込みは,既知のNHEJ蛋白質を必要としない。それは,組込みのために代替経路を示唆する。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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分子遺伝学一般  ,  植物生理学一般 

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