文献

J-GLOBAL ID：201502276454765677   整理番号：15A0646996

温度感受性及び化学架橋性ポリ(エーテル-ウレタン)ヒドロゲルの合成と性質

Synthesis and properties of temperature-sensitive and chemically crosslinkable poly(ether-urethane) hydrogel

著者 (6件)： LI Ruizhi (Key Lab. of Functional Polymer Materials of MOE, Inst. of Polymers, Collaborative Innovation Centre of Chemical Sci. ...) ,  LIU Na ,  LI Bingqiang ,  WANG Yinong ,  WU Guolin ,  MA Jianbiao
資料名： Polymer Chemistry  (Polymer Chemistry)
巻： 6  号： 19  ページ： 3671-3684  発行年： 2015年05月21日 
JST資料番号： W2349A  ISSN： 1759-9954  CODEN： PCOHC2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 組織接着剤に有用な温度感受性及び架橋性ポリ(エーテル-ウレタン)(PEU)をポリ(エチレングリコール)(PEG),モノ-p-メトキシベンジリデン-ペンタエリスリトール及びヘキサメチレンジイソシアナートの重合,PEU中でのアセタールの加水分解及びPEUへのメタクリラート(MA)のグラフティングを通して調製している。高速可逆的温度応答による特定温度範囲中でPEU溶液をゲル化後,さらに物理的ゲルを自己架橋又は光硬化によるPEGジアクリラート(PEGDA)を用いて架橋している。これらのPEU-MAゲルをFourier変換赤外スペクトル(FTIR),核磁気共鳴(NMR)及びサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)によって特性化する。温度応答を通してのゾル-ゲル相転移及び化学架橋をレオロジー試験によって検討する。PEU-MAゲルの膨潤比,分解,接着強さ及び機械的性質はPEU中での親水性及び疎水性セグメントの比及びPEU-MAゲルにおけるMAのグラフト比によって影響を受けることが分かる。PEU-MAを用いた組織上での接着強さはガラス及びPBT上でのそれより強い。人工的硬膜上でのPEU-MAの接着は水中に含浸した時でさえ一か月以上も維持することができる。PEU-MAゲルの良好な生体適合性は細胞毒性評価によって明らかにされる。その結果としてこれらのPEU-MAゲルはソフトな組織充填及び再生に対する接着剤及び薬物負荷材料として有力な候補であることを明らかにしている。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *ポリエーテルウレタン ,  *ヒドロゲル ,  ゾル-ゲル転移 ,  膨潤 ,  分解 ,  レオロジー ,  接着強さ ,  機械的性質 ,  ポリエチレンオキシド ,  加水分解 ,  ポリエチレングリコールジアクリレート ,  *光架橋 ,  *薬物放出 ,  *細胞毒性 ,  線維芽細胞 ,  培養細胞 ,  生体適合性 ,  カルボン酸 ,  芳香族化合物
準シソーラス用語： L929細胞 ,  ポリエチレングリコール ,  引張特性

分類 (3件)： その他の高分子の反応  (CG03040H) ,  高分子固体の構造と形態学  (CG02022M) ,  高分子固体のその他の性質  (CG02025L)

物質索引 (2件)： イブプロフェン ,  ヘキサメチレンジイソシアナート

タイトルに関連する用語 (6件)： 温度感受性 ,  化学架橋 ,  エーテル ,  ウレタン ,  ヒドロゲル ,  性質