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J-GLOBAL ID：201502276564973593   整理番号：15A0620752

固着性海洋植物は堆積物中か土壌中で生育するのか?定義,方法論及びコミュニケーションについての非常に重要な評価

Do marine rooted plants grow in sediment or soil? A critical appraisal on definitions, methodology and communication

著者 (2件)： KRISTENSEN Erik (Dep. of Biology, Univ. of Southern Denmark, DK-5230 Odense M, DNK) ,  RABENHORST Martin C. (Dep. of Environmental Sci. & Technol., Univ. of Maryland, Coll. Park, MD 20742, USA)
資料名： Earth-Science Reviews  (Earth-Science Reviews)
巻： 145  ページ： 1-8  発行年： 2015年06月 
JST資料番号： B0834A  ISSN： 0012-8252  CODEN： ESREA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： マングローブ,塩性湿地植物および海草は,陸地-海洋境界に近い沿岸地域に生育する。海洋科学者たちは,これらの植物が生育する底質を通常,堆積物であると見なす。半世紀の間,抽水植物植生を支える堆積物は,土壌学者および一部の生態学者たちにより土壌であると記述されてきた。しかしながら,より最近,土壌学者の一部は,潮下帯の海洋底質は”水中土壌”であることを示唆し始めた。これは,アメリカ合衆国農務省によるSoil Taxonomy第2版(1999)における土壌の定義の変化に従った。これらの出来事は,多くの沿岸海洋科学者たちの間に懸念を生じさせ,著者らが本論文で取り組む深刻かつ重要な疑問の出現に繋がった。著者らは,マングローブ林,塩性湿地および藻場に覆われた沿岸環境における底質を記述するための”堆積物”および”土壌”という言葉は,相互排他的ではないと結論付ける。沿岸海洋底質は,それでもなおほとんどの海洋科学者により堆積物と表されるであろう。土壌学者たちは,この歴史的な慣例の妥当性を認識し支持すべきであり,同時に特別な目的のために,定義に従い正当な場合”土壌”という言葉の使用も可能である。さらに,研究方法論は,研究下の環境に適していなければならず,これらの水飽和およびほぼ無酸素の環境の独自性を認識しなければならない。これは,欠陥があり比較できない結果を避けるためおよび,沿岸帯で研究する科学者間でより良いコミュニケーションを促進するために非常に重要である。関連するコミュニティー間の相互意識と完全な理解は,混乱状態を避ける助けとなり,これらのシステムを研究する海洋および土壌研究者間の理解を改善するであろう。これらの見解は,海洋および地球科学コミュニティにより受け入れられることを望み,継続した積極的な対話を通じたさらなる協力を期待する。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 土壌 ,  堆積物 ,  海底堆積物 ,  *底質 ,  沿岸地区 ,  *マングローブ ,  湿地 ,  土壌学 ,  生態学 ,  続成作用 ,  土壌生成 ,  *藻場 ,  土壌分類 ,  方法論 ,  試料採取 ,  水深 ,  *塩生植物
準シソーラス用語： 沿岸帯堆積物 ,  塩性湿地 ,  *塩性湿地植物 ,  海底底質 ,  海洋生態学

分類 (2件)： 海洋地質学  (DE06000F) ,  生態系  (EE01040P)

タイトルに関連する用語 (9件)： 海洋 ,  植物 ,  堆積物 ,  土壌 ,  生育 ,  定義 ,  方法論 ,  コミュニケーション ,  評価