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J-GLOBAL ID：201502276599698650   整理番号：15A0252228

農林水産業の新展開 3.ニンニクの周年出荷技術とその開発例

著者 (1件)： 山崎博子 (農研機構 東北農業研究セ)
資料名： 農産物流通技術  (農産物流通技術研究会年報)
巻： 2014  ページ： 61-66  発行年： 2014年09月25日 
JST資料番号： L8113A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本のニンニク収穫量は昭和40年代に倍増し,平成6年まで3万t前後でほぼ安定していたが,平成6~8年に安価な中国産ニンニクの輸入が急増したために急減し,その後は横這いの傾向にある。全国生産量のほぼ70%を占める青森県のニンニクは,6月下旬から7月上旬にかけて収穫され,その後は最長で10か月間貯蔵され,周年出荷される。ニンニクの鱗茎は,以前は収穫前にマレイン酸ヒドラジドコリンを散布して萌芽を抑制していたが,平成14年にこの植物成長抑制剤の農薬登録が失効し,-2°C以下で冷蔵するようになった。収穫後の乾燥,貯蔵条件および貯蔵後の高温処理について説明した。

シソーラス用語： 日本 ,  *ニンニク ,  *出荷 ,  青森県 ,  冷蔵 ,  *鱗茎 ,  乾燥 ,  処理
準シソーラス用語： 高温処理 ,  *周年出荷

分類 (1件)： 野菜  (FC03043X)

引用文献 (5件)：

• 庭田英子. 青森県の努力に見る国産にんにくの歩み. 食生活. 108(8):30-35(2014)
• 山崎博子・菊池昌彦・木村利幸・木下貴之・矢野孝喜・長菅香織・稲本勝彦・山崎 篤. 高温処理によるニンニクりん茎の萌芽発根抑制効果における温度感受性. 東北農業研究. 60:211-212(2007)
• 山崎博子・庭田英子・伊藤篤史・上町達也・石田信昭・矢野孝喜・長菅香織・稲本勝彦. くぼみ症の発生を助長するニンニクの収穫後処理条件. 園芸学研究. 13:169-176(2014)
• 山崎博子・庭田英子・矢野孝喜・長菅香織・山崎篤. ニンニクりん茎の自発休眠、他発休眠および呼吸速度に及ぼす収穫後温度の影響. 東北農研セ研報. 111:17-27(2010)
• 山崎博子・矢野孝喜・長菅香織・稲本勝彦・山崎篤・菊池昌彦・木村利幸・木下貴之. ニンニク「福地ホワイト」りん茎の長期貯蔵に適する温度条件. 平成18年度東北農業研究成果情報.(2006) 〈http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/tarc/2006/tohoku06-14.html〉

タイトルに関連する用語 (5件)： 農林水産業 ,  展開 ,  ニンニク ,  出荷 ,  開発