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J-GLOBAL ID：201502276600567114   整理番号：15A0481932

電動カートの利用が高齢者のQOLに与える影響に関する実証実験

Actual Proof Experiment of Electric Wheelchair “Monpal” for Enhancing Elderly QOL

著者 (5件)： 矢口忠博 (本田技研 四輪R&Dセ) ,  増渕義則 (本田技研 汎用R&Dセ) ,  山村誠 (本田技研 汎用R&Dセ) ,  仲本剛 (本田技研工業) ,  川島英敏 (日赤 熊本健康管理セ)
資料名： Honda R&D Technical Review  (Honda R&D Technical Review)
巻： 27  号： 1  ページ： 72-78  発行年： 2015年03月01日 
JST資料番号： L0353A  ISSN： 0915-3918  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ホンダは,自由な移動の喜び及び豊かな社会の持続可能性の実現に向けて,次世代パーソナルモビリティ(高齢者の生活の質(QOL)向上を狙った電動カート)の開発のための実証実験の実施に関して,2010年8月に熊本県と包括協定を締結し,2014年3月まで,その実験を行った。電動カートの利用経験のない高齢者を対象に,日常の移動を支援する「モンパル」を貸与し,日常生活において,どのような変化を及ぼすかについての検証実験を行い,次項の結果を紹介した。1)電動カートの運転環境の整っている中で,一人で自由な運転が可能な高齢者にとって,そのQOLの向上が期待できる,2)自由に扱える電動カートとGPS情報技術(IT)などを活用した社会システムの整備は,QOLの高い社会の形成に繋がる。

シソーラス用語： *運搬機械 ,  *電動機駆動 ,  *クオリティオブライフ ,  熊本県 ,  協定 ,  実証実験 ,  技術開発 ,  GPS
準シソーラス用語： GPS【位置決め】 ,  *パーソナルモビリティービークル ,  フィールド実験 ,  移動手段 ,  *高齢者 ,  情報技術サービス ,  *電動カート ,  被験者実験

分類 (1件)： 電気自動車  (QG07020B)

引用文献 (6件)：

• 矢口忠博,原田和典:次世代パーソナルモビリティ実証実験における地域デザイン活動,Honda R&D Technical Review, Vol.26, No.2, p.196-201
• 溝上章志,川島英俊,永田千鶴,野尻晋一,矢口忠博:高齢社会においてパーソナルモビリティがQOLに与える影響に関する実証調査,土木学会論文集D3(土木計画学),Vol.68, No.5, p.141-153(2012)
• 溝上章志,川島英俊,矢口忠博:高齢社会におけるパーソナルモビリティ活用による生活の質の向上,国際交通安全学会誌 Vol.36, No.3, p.44-51(2012)
• 松田智大:QOL測定の方法論と尺度の開発,保健医療科学,Vol.53, No.3, p.181-185(2004)
• de Zwaan, M., Mitchell, J. E., Howell, L. M., Monson, N., Swan-Kremeier, L., Roerig, J. L., Kolotkin, R. L., Crosby, R. D.: Two Measures of Health-Related Quality of Life in Morbid Obesity, OBESITY RESEARCH, Vol. 10, No. 11, p.1143-1151(2002)

タイトルに関連する用語 (4件)： 電動カート ,  高齢者 ,  QOL ,  実証実験