文献
J-GLOBAL ID:201502276795458233   整理番号:15A0547321

小学校6年生理科「大地のつくり」における恐竜化石の活用と地質フィールドワークの効果-大地の営みがもたらす恩恵と災いを伝える試み-

著者 (6件):
資料名:
号: 25  ページ: 111-123 (WEB ONLY)  発行年: 2014年12月 
JST資料番号: U0299A  ISSN: 2185-4513  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
東日本大震災後,環境教育が前提としてきた「やさしい自然(折り合える自然)」という捉え方に,「厳しい自然(抗いがたい自然)」という視点を付け加えることの必要性が指摘されている。震災を主眼とした場合,小学校において自然現象の恩恵と災いの二面性を学習する機会として,6年生理科の単元「大地のつくり」が考えられる。そこで筆者らは「大地のつくり」において,大地の営みがもたらす恩恵と災いの両面を学習する目的で,恐竜化石と地質フィールドワークを活かした授業を企画・実践した。本企画では,大地の形成されるスケールの大きさや,その営みに要する長い時間の尺度をフィールドワークにおいて実感し,恐竜化石を活用して子どもたちの知的好奇心を喚起する。そして最後に,東日本大震災を事例に大地の変化と自然災害の理解へと導くことを目標とした。授業は加東市立三草小学校において実践し,6年生児童21人に行ったアンケート調査の結果から,学習意欲を高める素材として化石の実物標本と恐竜の話題は効果的であると判断された。震災の話を意味あるものとするには,大地が変化することへの理解が不可欠である。それにはフィールドワークで実際に地層を見ることが効果的で,露頭見学に対する児童の評価は最も高かった。防災教育の拡充が求められる中,自然現象の恩恵と災いの両面を伝える教育が今後さらに重要になると考える。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
宇宙・地球科学教育 
引用文献 (5件):
  • 朝岡幸彦・石山雄貴(2013)東日本大震災後の環境教育の視点.日本環境教育学会編「日本の環境教育 第1集,東日本大震災後の環境教育」,p.1-14.東洋館出版社,東京.
  • 兵庫県立人と自然の博物館編(2011)ひとはく恐竜・化石プロジェクト中間報告書.32 p.兵庫県立人と自然の博物館.
  • 小学校理科実践研究会編著(2008)小学校新学習指導要領の展開理科編.明治図書,東京,180 p.
  • 丹波市役所恐竜を活かしたまちづくり課・丹波市教育委員会 (2011)丹波の恐竜と大地の秘密.丹波市,8 p.
  • 冨田俊幸(2013)東日本大震災を素材とした地域学習のすすめ.日本環境教育学会編「日本の環境教育 第1集,東日本大震災後の環境教育」,p.60-67.東洋館出版社,東京.

前のページに戻る