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J-GLOBAL ID：201502276834075851   整理番号：15A0213226

有機単結晶微小共振器における偏波ミキシング

Polarization Mixing in Organic Single Crystal Microcavity

著者 (6件)： 山下兼一 (京都工繊大 大学院工芸科学研究科) ,  後藤要 (京都工繊大 大学院工芸科学研究科) ,  早川昂志 (京都工繊大 大学院工芸科学研究科) ,  山雄健史 (京都工繊大 大学院工芸科学研究科) ,  堀田収 (京都工繊大 大学院工芸科学研究科) ,  柳久雄 (奈良先端科学技術大学院大)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 114  号： 323(OME2014 47-58)  ページ： 53-57  発行年： 2014年11月14日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,有機半導体結晶を用いた微小共振器素子における偏波ミキシング効果について調べた。微小共振器内の活性層材料には,結晶化することで強い遷移双極子モーメントが誘発される有機半導体である(チオフェン/フェニレン)コオリゴマー(TPCO)を用いた。このTPCO微小共振器素子への光励起による発光スペクトル特性を詳細に調べた結果,直交する2つの偏波モードが結晶内の励起子との相互作用(共振器ポラリトン)を介して間接的に結合状態を形成し,偏波変換現象が生ずることが示唆された。デバイス定数の詳細な調整により,波長選択性のあるコンパクトな偏波変換素子としての応用などが考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： 結晶 ,  *単結晶 ,  *微小共振器 ,  *偏波 ,  *混合 ,  活性層 ,  双極子モーメント ,  遷移モーメント ,  光ポンピング ,  発光スペクトル ,  ポラリトン ,  *有機結晶
準シソーラス用語： 共振器ポラリトン

分類 (2件)： 共振器  (NC04050Y) ,  有機化合物のルミネセンス  (BM08094A)

引用文献 (12件)：

• S. Kéna-Cohen and S. R. Forrest, Nature Photonics, vol. 4, no. 6, pp. 371-375, June 2010.
• J. D. Plumhof, T. Stöferle, L. Mai, U. Sherf, and R. F. Mahrt, Nature Materials, vol. 13, no. 3, pp. 247-252, March 2014.
• D. M. Coles, N. Somaschi, P. Michetti, C. Clark, P. G. Lagoudakis, P. G. Savvids, and D. G. Lidzey, Nature Materials, vol. 13, no. 7, pp. 712-719, July 2014.
• D. Ballarini, M. De Giorgi, E. Cancellieri, R. Houdré, E. Giacobino, R. Cingolani, A. Bramati, G. Gigli, and D. Sanvitto, Nature Communications, vol. 4, pp. 1778 1-7, April 2013.
• H. Mizuno, U. Haku, Y. Marutani, A. Ishizumi, H. Yanagi, F. Sasaki, and S. Hotta, Adv. Mater., vol. 24, pp. 5744-5749.

タイトルに関連する用語 (4件)： 単結晶 ,  微小共振器 ,  偏波 ,  ミキシング