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J-GLOBAL ID：201502277154353160   整理番号：15A0239293

水素化バリウムに備わった高いH^-イオン伝導率

High H^- ionic conductivity in barium hydride

著者 (4件)： VERBRAEKEN Maarten C. (Univ. St Andrews, St Andrews, GBR) ,  CHEUNG Chaksum (Univ. St Andrews, St Andrews, GBR) ,  SUARD Emmanuelle (Inst. Laue-Langevin, Grenoble, FRA) ,  IRVINE John T. S. (Univ. St Andrews, St Andrews, GBR)
資料名： Nature Materials  (Nature Materials)
巻： 14  号： 1  ページ： 95-100  発行年： 2015年01月 
JST資料番号： W1364A  ISSN： 1476-1122  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： この数年間固体状態での水素貯蔵の可能性に対して高い関心を集めてきた水素化材料について,その高温挙動の理解を目的として,バリウム金属と水素ガス又は重水素ガスとの反応(700°C)でBaH₂及びBaD₂を合成し,高温挙動を調べた。真空中,25°C~610°C(5段階)で中性子線回折図形を測定し,構造を解析した。また,圧粉,焼結(800°C)したBaH₂試料を用いてインピーダンススペクトル(13MHz~5Hz)や電気伝導率の温度依存性などを測定した。さらに,電気伝導性をほかのイオン伝導体(8-YSZなど)と比較した。BaH₂は630°Cで0.25cm^-1の水素化物イオン伝導率を引起し,これは最新のプロトン伝導性ペロブスカイトや酸化物イオン導体のこの温度での伝導率より一桁大きいものである。本研究の結果はアルカリ土類水素化物は,分離膜や電気化学反応器などの多くの用途での利用の可能性のある,重要な新しい材料族として役立つことを示唆すると結言した。

シソーラス用語： *水素化物 ,  *バリウム化合物 ,  電気伝導率 ,  陽子 ,  化学合成 ,  重水素化合物 ,  *構造解析 ,  中性子回折 ,  温度依存性 ,  圧粉 ,  焼結 ,  スペクトロスコピー ,  周波数安定度 ,  ペロブスカイト型結晶 ,  プロトン伝導 ,  *利用 ,  膜 ,  電気化学反応
準シソーラス用語： *インピーダンス分光法 ,  *水素イオン伝導率 ,  分離膜

分類 (3件)： 塩  (CD01050V) ,  固体中の拡散一般  (BL06021L) ,  その他の無機化合物の電気伝導  (BM03044O)

タイトルに関連する用語 (3件)： 水素化 ,  バリウム ,  イオン伝導率