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J-GLOBAL ID：201502277339843059   整理番号：15A0562197

適応ノッチフィルタのための相関除去パラメータを有するSSCFアルゴリズムに関する一検討

A Study on SSCF Algorithm with Decorrelation Parameter for an Adaptive Notch Filter

著者 (5件)： 土屋信 (鳥取大 大学院工学研究科) ,  塩貝一樹 (鳥取大 大学院工学研究科) ,  笹岡直人 (鳥取大 大学院工学研究科) ,  伊藤良生 (鳥取大 大学院工学研究科) ,  小林正樹 (中部大 工)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 114  号： 496(SIS2014 91-113)  ページ： 67-71  発行年： 2015年02月26日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 従来の全域通過フィルタを用いた2次IIR型適応ノッチフィルタでは,誤差信号の二乗平均を評価関数とする最急降下アルゴリズムを用いている。しかし,広帯域信号が有色信号の場合にバイアス誤差が生じてしまう問題がある。SSCF(Square Sum of Correlation Function)アルゴリズムは,入出力信号の相互相関関数の2乗和を評価関数とするアルゴリズムである。入出力信号に時間差を与えてやることにより,狭帯域信号と広帯域信号における自己相関関数の性質の違いを利用して,外乱の影響を低減する。本論文では,全域通過フィルタを用いた2次IIR型適応ノッチフィルタにおいて,バイアス誤差を低減できる相関除去パラメータを有するSSCFアルゴリズムを提案する。(著者抄録)

シソーラス用語： *ノッチフィルタ ,  *相関 ,  *除去 ,  *パラメータ ,  *相関関数 ,  *加算 ,  *アルゴリズム ,  全域通過フィルタ ,  再帰フィルタ ,  誤差 ,  評価関数
準シソーラス用語： 二乗平均誤差 ,  *適応ノッチフィルター ,  *平方和

分類 (1件)： ディジタルフィルタ  (NC04022Z)

引用文献 (7件)：

• R. Carney, ”Design of a digital notch filter with tracking requirement,” IEEE Trans. Space Electron. Telem., vol. SET-9, pp. 109-114, Dec. 1963.
• 尾保手茂樹,川村新,伊藤良生,藤井健作,副井裕,小林正樹,”適応ノッチフィルタを用いた騒音抑圧方式”,2000信学総大,基礎・境界,A-4-36,pp.125,Mar.2000.
• A. Nehorai, ”A minimal parameter adaptive notch filter with constrained poles and zeros,” IEEE Trans. Acoust., Speech & Signal Process., vol. ASSP-33, no.4, pp. 983-996, Aug. 1985.
• S. Nishimura, ”An improved adaptive notch filter for detection of multiple sinusoids,” IEICE Trans. Fundamentals, vol. E77-A, no. 6, pp. 950-955, June 1994.
• T. Kwan and K. Martin, ”Adaptive detection and enhancement of multiple sinusoids using a cascade IIR filter,” IEEE Trans. Circuits & Syst., Pt. II vol. 36, no. 7, pp. 937-947, Jul. 1989.

タイトルに関連する用語 (4件)： 適応ノッチフィルタ ,  相関 ,  パラメータ ,  アルゴリズム