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J-GLOBAL ID：201502277345080814   整理番号：15A0704617

1,2,3-トリアゾール基を含む三座配位子骨格を基盤とする単核鉄(II)錯体と二重らせん二核鉄(II)錯体の合成,構造およびスピン転移挙動

著者 (4件)： 田中智子 ,  岡田翔平 ,  箕浦涼 ,  萩原宏明
資料名： 日本化学会講演予稿集  (日本化学会春季年会講演予稿集)
巻： 95th  号： 2  ページ： 547  発行年： 2015年03月11日 
JST資料番号： S0493A  ISSN： 0285-7626  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 1-メチル-1,2,3-トリアゾール基含有三座配位子L1とその二量体構造のビス型配位子L2を設計し,各配位子を用いた鉄(II)錯体を合成した。単結晶X線解析の結果,L1を用いた錯体は八面体型の単核構造を持ち,一方のL2を用いた錯体は二重らせん二核構造を形成していた。また,示差走査熱量測定の結果,L1を用いた錯体は412Kにピークを持つ緩やかな熱異常を示し,L2を用いた錯体は433Kを中心として17Kの熱ヒステリシスを持つ急激な熱異常を示した。これらはスピン転移に起因すると考えられ,単核,二核構造の違いやそれに伴う分子集積様式の差異が,分子間の協同効果に顕著な影響を与えることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *鉄錯体 ,  配位子 ,  *窒素複素環化合物 ,  クロスオーバー効果 ,  *化学合成 ,  高スピン状態 ,  スピン ,  励起状態 ,  *相転移 ,  *量子遷移 ,  光照射 ,  磁気転移 ,  単結晶 ,  X線回折 ,  *結晶構造 ,  分子構造 ,  八面体 ,  *二重螺旋 ,  二核錯体 ,  示差走査熱量測定 ,  熱履歴 ,  自己集合 ,  協同現象
準シソーラス用語： スピンクロスオーバー錯体 ,  *スピン転移 ,  トリアゾール誘導体 ,  三座配位子 ,  単核錯体 ,  低スピン状態

分類 (4件)： 鉄の錯体  (CE01091H) ,  窒素複素環化合物一般  (CF07040G) ,  相転移・臨界現象一般  (BL04010V) ,  鉄族元素の錯体の結晶構造  (BK09040I)

物質索引 (1件)： 1,1′-エチレンビス[N-[2-(2-ピリジル)エチル]-1H-1,2,3-トリアゾール-4-メタンイミン]

タイトルに関連する用語 (10件)： トリアゾール ,  三座配位子 ,  骨格 ,  基盤 ,  核 ,  鉄 ,  錯体 ,  二重らせん ,  スピン転移 ,  挙動