抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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容易な水熱経路およびArまたはH<sub>2</sub>雰囲気中のか焼プロセスを組合せることによって,特異な多孔性α-Fe<sub>2</sub>O<sub>3</sub>,γ-Fe<sub>2</sub>O<sub>3</sub>およびFe<sub>3</sub>O<sub>4</sub>ナノ球を調製するための容易な方法を報告した。約60nmの均一な平均径を持つ,合成した単分散多孔性α-Fe<sub>2</sub>O<sub>3</sub>ナノ球は,実際にランダム分布の細孔を含んでいた。更に綿密な観察から,二つのタイプの細孔があり,一つは中心における大きいメソ細孔(約15~20nm)であり他の一つは外側における小さいメソ細孔(約<10nm)であった。ArまたはH<sub>2</sub>中のか焼後,得られたα-Fe<sub>2</sub>O<sub>3</sub>,γ-Fe<sub>2</sub>O<sub>3</sub>およびFe<sub>3</sub>O<sub>4</sub>ナノ球は,未か焼α-Fe<sub>2</sub>O<sub>3</sub>ナノ球と同様な形態および粒度を維持し,調製したままのα-Fe<sub>2</sub>O<sub>3</sub>ナノ球はArおよびH<sub>2</sub>アニーリング熱処理下で安定であることを示した。全てのパラフィン複合材料と較べて,多孔性α-Fe<sub>2</sub>O<sub>3</sub>ナノ球/パラフィン複合材料は,高い透過率水準を示すことが分った。厚さが3.5mmの多孔性α-Fe<sub>2</sub>O<sub>3</sub>ナノ球/パラフィン複合材料に対して,約13GHzで-25dBの最小反射損失(RL)が観察され,有効吸収振動数(RL<-10dB)は9.9から15.1GHzの範囲であった。この複合材料は,磁性多孔性γ-Fe<sub>2</sub>O<sub>3</sub>およびFe<sub>3</sub>O<sub>4</sub>ナノ球/パラフィン複合材料よりも,良好な吸収特性を示した。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.