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J-GLOBAL ID：201502277447091500   整理番号：15A0651587

エポキシ複合材料に高い熱伝導を付与するための黒鉛-グラフェン系のハイブリッドフィラー

Graphite-graphene hybrid filler system for high thermal conductivity of epoxy composites

著者 (4件)： MAHANTA Nayandeep K. (Case Western Reserve Univ., Ohio, USA) ,  LOOS Marcio R. (Federal Univ. Santa Catarina, Blumenau, BRA) ,  ZLOCOZOWER Ica Manas (Case Western Reserve Univ., Ohio, USA) ,  ABRAMSON Alexis R. (Case Western Reserve Univ., Ohio, USA)
資料名： Journal of Materials Research  (Journal of Materials Research)
巻： 30  号： 7  ページ： 959-966  発行年： 2015年04月14日 
JST資料番号： D0987B  ISSN： 0884-2914  CODEN： JMREEE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 黒鉛と層間に酸素を含むグラフェンからなるエポキシナノ複合材を作製した。複式モード熱流測定法での30wt%の黒鉛と5wt%のグラフェンを含むエポキシナノ複合材で42.4±4.8W/mKの熱伝導率が測定された。この元来のエポキシのほぼ250倍の高さの熱伝導度は恐らく大きな黒鉛フレークの存在のためで,これによって低い凝集界面熱抵抗が生じたのである。比較的少量のナノスケールのフィラー(この場合はグラフェン)の添加は,一次の(ミクロスケールの)フィラーの間および/もしくはミクロスケールのフィラーとマトリックスの間の熱接触を改善して熱伝導を改良すると考えられる。しかし,黒鉛を減らしてグラフェンの添加を続けると熱伝導率が低下する。これは著しく小さいグラフェンの添加により全体の熱的界面抵抗が大きくなるためである。今回の研究では7~35wt%のフィラー総含有量で6:1の黒鉛:グラフェン比が最適であった。

シソーラス用語： *エポキシ樹脂 ,  *グラファイト ,  *グラフェン ,  *ナノ複合材料 ,  *充填剤 ,  *熱伝導率 ,  熱抵抗 ,  界面
準シソーラス用語： 界面熱抵抗

分類 (2件)： 充填剤,補強材  (YH05030J) ,  物理的性質一般  (YH02021U)

タイトルに関連する用語 (5件)： 複合材料 ,  熱伝導 ,  黒鉛 ,  グラフェン ,  フィラー