抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
空気圧シリンダはアクチュエータの中でも,安価・軽量であり,産業機器の駆動源として広く使用されているが,高速で駆動させると行程端での衝撃が問題となる。本研究では,開発している微粒子励振型流量制御弁(行程200mm,口径40mm)を用いて実験を行った。まず,微粒子励振型流量制御弁の応答特性の測定を行った。その結果,この流量制御弁は入力信号に対して,良好な追従性を示した。応答性は立ち上がり時10ms,立下り時30msであった。さらに,シリンダ駆動中に流量制御弁の有効断面積を0.60mm
2から0.26mm
2に変更した結果,シリンダ速度が切り替わることを確認した。レーザドップラ振動計により,シリンダ本体の振動の評価を行い,シリンダ速度を切り替えることで動作端点での衝撃が低減されることを示した。本研究結果より,開発している流量制御弁を使用することで,一般的なスピードコントローラと同様のメータアウト回路が作成できることが確認された。さらに,高速でシリンダを駆動し,動作端点付近で低速に切り替えることにより,動作端点での衝撃を低減できることを示した。