文献

J-GLOBAL ID：201502277762944570   整理番号：15A0596989

光活性黄色タンパク質発色団においてラジカル形成を制御する

Controlling Radical Formation in the Photoactive Yellow Protein Chromophore

著者 (4件)： MOONEY Ciaran R. S. (Dep. of Chemistry, Univ. Coll. London, 20 Gordon Street, London WC1H 0AJ (UK)) ,  PARKES Michael A. ,  ISKRA Andreas ,  FIELDING Helen H.
資料名： Angewandte Chemie. International Edition  (Angewandte Chemie. International Edition)
巻： 54  号： 19  ページ： 5646-5649  発行年： 2015年05月04日 
JST資料番号： H0127B  ISSN： 1433-7851  CODEN： ACIEAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 光活性タンパク質がどのように機能するかを理解するためには,発色団の光応答を理解する必要がある。光活性黄色タンパク質(PYP)は,原型のシグナル伝達タンパク質である。青色光は,宿主細菌が潜在的に有害な光から遠ざかることになる光サイクルの最初のステップとして,PYP内で共有結合した発色団のトランス-シス異性化のトリガーとなる。高エネルギーでは,光吸収がラジカルと自由電子を生成する可能性がある。しかし,この過程はほとんど明らかになっていない。ここでは,単離したPYPの発色団の分子構造とコンフォメーションは,トランス-シス異性化とラジカル形成との間の競合の制御に利用できることを示すため,光電子分光法と量子化学計算を活用した。また,このタンパク質の役割の一つは,発色団の電子基底状態でねじれ運動を防ぐことによって,PYPにおけるラジカル形成を阻害することであることを示唆する証拠を見出した。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： ラジカル ,  発色団 ,  異性化 ,  *細菌タンパク質 ,  光吸収 ,  立体配座 ,  青色光 ,  光電子分光法 ,  量子化学 ,  基底状態
準シソーラス用語： *光活性黄色蛋白質

分類 (1件)： 蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N)

タイトルに関連する用語 (5件)： 光活性 ,  黄色 ,  タンパク質 ,  発色団 ,  ラジカル