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J-GLOBAL ID：201502277924265060   整理番号：15A0587736

リグノセルロース系バイオマスを原料としたエタノール生産のためのアルカリ前処理

Alkali Pretreatment for Producing Ethanol from Lignocellulosics

著者 (1件)： 池田努 (森林総合研)
資料名： Journal of the Japan Petroleum Institute  (Journal of the Japan Petroleum Institute)
巻： 58  号： 3  ページ： 119-127  発行年： 2015年05月01日 
JST資料番号： F0042A  ISSN： 1346-8804  CODEN： JJPIAP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 未利用および低質であるセルロース系バイオマスに対してアルカリ前処理および酵素糖化を行い,それぞれのバイオエタノール原料としての適正を明らかにした。全てのバイオマスにおいて,クラーソンリグニン量が少ないパルプほど高い収率を与えたことから,リグニンを除去することが単糖収率を上げるために重要であると考えられた。スギ枝,合板およびタケはスギ材と同様にバイオエタノール原料として利用可能であった。パーティクルボードおよび中質繊維板は,バイオエタノール原料として利用可能であるが,適する原料であるとは言えなかった。スギ葉はパルプ収率およびグルコース収率が低く,バイオエタノール原料として不適であった。(著者抄録)

シソーラス用語： *リグノセルロース ,  バイオマス ,  *生物燃料 ,  前処理 ,  *アルカリ処理 ,  酵素的分解 ,  糖化 ,  脱リグニン ,  収率 ,  スギ材 ,  枝 ,  合板 ,  竹類 ,  パーティクルボード ,  ファイバボード ,  葉 ,  生産 ,  脂肪族アルコール
準シソーラス用語： エタノール生産 ,  *バイオマス燃料 ,  酵素糖化 ,  中質繊維板

分類 (1件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

物質索引 (1件)： エタノール

引用文献 (7件)：

• 1) Ado, Y., Mokuzai Gakkaishi, 35, (12), 1067 (1989).
• 2) Yano, S., Inoue, H., Endo, T., Sakaki, T., Sawayama, S., Biomass science meeting, Hiroshima, January, 2007, 24.
• 3) Ikeda, T., Sugimoto, T., Nojiri, M., Magara, K., Japan Tappi J., 61, (9), 62 (2007).
• 4) Testing method for lignin in wood for pulping, JIS P8009 (1976).
• 5) Testing method for alcohol-benzene solubility of pulpwood, JIS P8010 (1976).

タイトルに関連する用語 (5件)： リグノセルロース系バイオマス ,  原料 ,  エタノール生産 ,  アルカリ ,  前処理