ガソクロミックVO<sub>2</sub>における色彩切替えの背後

CHEN Jeng-Lung; CHANG Chun-Chieh; HO Ying-Kai; CHEN Chi Liang; HSU Chih-Chin; JANG Wei-Luen; WEI Da-Hua; DONG Chung-Li; PAO Chih-Wen; LEE Jyh-Fu; CHEN Jin-Ming; GUO Jinghua; WU Maw-Kuen

文献

J-GLOBAL ID：201502278066443091 整理番号：15A0480664

ガソクロミックVO₂における色彩切替えの背後

Behind the color switching in gasochromic VO₂

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資料名：
巻： 17 号： 5 ページ： 3482-3489 発行年： 2015年02月07日
JST資料番号： A0271C ISSN： 1463-9076 CODEN： PPCPFQ 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

ガソクロミックVO₂薄膜を,ゾルゲルスピンコーティング法により作製した。X線吸収分光法および共鳴非弾性X線散乱分光法の結果は,VO₂のガソクロミック着色の起源は,その構造の変調と電子-電子相互関係に強く関連していることを明らかにした。ガスクロミック着色により,水素の取込みによる原子価状態の変化のみならず,膜が局部原子構造の修正を受ける。構造歪みは,O 2P-V 3D状態のハイブリッド化の強度とV-OとV-Oの結合距離を変化させる。水素プロセスにおいて,VO₂の局部原子構造は,非対称から対称性VOフレームワークに変更される。組込まれた水素は,V 3d t_2g軌道に電子を付加して,V-V距離を減少させることにより,電子-電子相関を高める。本研究は,電子-電子相関の変調を利用して,ガソクロミック現象を引き起こす漂白および着色状態を制御するための新物理洞察を提示した。原子の空間的再配列,電子構造,透過率の間の強い相関は,VO₂ガソクロミック転移の協調機構を支持する。これらの結果は,格子構造の動力学と電子的特性との間の明確な相関関係を明らかにし,ガソクロミズムとその機構の解明への可能な経路を示唆する。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

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一般及び無機化合物の電子分光スペクトル(分子) , 塩基,金属酸化物

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ガソクロミックVO2における色彩切替えの背後

ガソクロミックVO₂における色彩切替えの背後