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J-GLOBAL ID:201502278253248383   整理番号:15A0512965

重炭酸塩は大腸菌でのカナマイシンのin vitro抗生物質活性を増強する

Bicarbonate enhances the in vitro antibiotic activity of kanamycin in Escherichia coli
著者 (5件):
資料名:
巻: 60  号:ページ: 440-446  発行年: 2015年05月 
JST資料番号: C0081C  ISSN: 0266-8254  CODEN: LAMIE7  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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病原性大腸菌E2348/69の増殖は,用量依存的に重炭酸塩による阻害を受け,5mmol/lで約5%で増殖減少を示した。一方,3.12μg/mlのカナマイシンは増殖を15%阻害し,さらにカナマイシンと重炭酸塩を上記の濃度で組合せたときに,阻害は80%まで上昇した。意外なことに,20mmol/l以上の重炭酸塩濃度では抗生物質活性の増強が事実上消滅し,すなわち逆説的Eagle様作用を示した。重炭酸塩の作用は不明であるが,中性またはアルカリ性のpHもカナマイシンの活性を増強した。しかし,いくつかの相違は,重炭酸塩の分離作用を示した。最初に,重炭酸塩は対応するpHの増分よりも大きく増殖を阻害した。第二に,低濃度での重炭酸塩の抗生物質増強作用は,pH単独での影響よりも強かった。第三に,5mmol/lの重炭酸塩はカナマイシンの活性を顕著に増強したが,対応するpHは影響しなかった。第四に,pHの変化は類似挙動を誘発しないため,Eagle様の作用は重炭酸塩に対して排他的であった。上記の機構にもかかわらず,重炭酸塩の増強作用は明確であった。以上の結果より,アミノグリコシドおよび他の抗生物質の有効性を改善するための可能性をさらに探求する価値があると思われた。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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抗細菌薬の基礎研究  ,  微生物生理一般  ,  微生物に対する影響 
物質索引 (1件):
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