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J-GLOBAL ID:201502278261036093   整理番号:15A0315138

Junggar盆地北部の構造的枠組み 第2部:Luliang隆起帯西部の島弧盆地システム及びその西Junggarテレーンとの関連性

Tectonic framework of the northern Junggar Basin Part II: The island arc basin system of the western Luliang Uplift and its link with the West Junggar terrane
著者 (4件):
資料名:
巻: 27  号:ページ: 1110-1130  発行年: 2015年04月 
JST資料番号: W2249A  ISSN: 1342-937X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Junggarテレーンの構造の復元と中央アジア造山帯の進化におけるその役割の重要性にもかかわらず,後期古生代におけるLuliang隆起帯と隣接する西Junggarテレーンの間の構造連携についてはほとんど分かっていない。本隆起帯西部域はこの問題に取り組むための重要な糸口を提供する。本研究では,本隆起帯西部の地震波断面と地球力学的解釈に基づいて,また新たな地質年代学的及び地球化学的データから,この地域の構造層序学的進化について検討した。本隆起帯西部は石炭紀の玄武岩・安山岩・デーサイトからなり,シルト岩と泥岩の地層を多数挟む。ジルコンU-Pb同位体データはこれらの岩石が323-327Maの同時期に噴出したことを示す。構造帯を横断する地震波断面は,本隆起帯西部が石炭紀の展張作用から石炭紀最末期-前期ペルム紀の圧縮作用へという構造的インバージョンを経たことを示している。玄武岩と安山岩はソレアイトからカルクアルカリ質で,εNd(t)値(6.4-8.0)が高く87Sr/86Sr初生値(0.703497-0.704826)が低く,LILEとREEsに比較的富み,HFSEs,特にNb・Ta・Tiに乏しい。デーサイトは島弧的な地球化学特性を示し,Iタイプ花崗岩に対比でき,正のεNd(t)値(4.8-4.9)とεHf(t)値(4.1-9.9)を示す。これらの特徴から,玄武岩とデーサイトは前期石炭紀の島弧環境下で,スラブ由来の流体によって変化を被った枯渇マントルと初生下部地殻との部分溶融で各々が形成されたことを示す。これらの特徴は,本隆起帯西部は前期石炭紀には前弧と島弧内盆地を伴う北向きの沈み込みが優勢であったことを示す。中期ペルム紀の陸源層は前期石炭紀の地層を不整合に覆い,海盆は前期ペルム紀に閉止したらしいことを示す。構造層序学的進化の類似性は,本隆起帯西部と西Junggarテレーン南部は,石炭紀の沈み込み-付加過程から前期ペルム紀の癒合へという構造進化を共有していることを示唆し,更に本隆起帯は東西Junggarテレーン間の重要な連結を担っていることを確証づけている。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
地質構造・テクトニクス  ,  岩石圏の地球化学一般 

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