文献

J-GLOBAL ID：201502278303944599   整理番号：15A0385871

浮遊軽石上の微生物生命の群集構造および生物地球化学的影響

Community Structure and Biogeochemical Impacts of Microbial Life on Floating Pumice

著者 (10件)： ELSER J. J. (Arizona State Univ., Arizona, USA) ,  NAVARRO M. Bastidas (Univ. Comahue, Bariloche, ARG) ,  CORMAN J. R. (Arizona State Univ., Arizona, USA) ,  EMICK H. (Arizona State Univ., Arizona, USA) ,  KELLOM M. (Arizona State Univ., Arizona, USA) ,  LASPOUMADERES C. (Univ. Comahue, Bariloche, ARG) ,  LEE Z. M. (Arizona State Univ., Arizona, USA) ,  PORET-PETERSON A. T. (Arizona State Univ., Arizona, USA) ,  BALSEIRO E. (Univ. Comahue, Bariloche, ARG) ,  MODENUTTI B. (Univ. Comahue, Bariloche, ARG)
資料名： Applied and Environmental Microbiology  (Applied and Environmental Microbiology)
巻： 81  号： 5  ページ： 1542-1549  発行年： 2015年03月 
JST資料番号： A0427A  ISSN： 0099-2240  CODEN： AEMIDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： チリのプジェウエ,コルドン・カウジェ火山群の2011年の噴火活動によって生じ,近傍湖上に浮遊している軽石を採集し,表面微生物群集構造と湖水フローラを16S rRNA遺伝子のシーケンシングにより調べた。いずれのサンプルにおいてもProteobacteriaが最も優勢であったが,軽石および水サンプル間で微生物群集構造が大きく異なっていた。湖水ではActinobacteriaが多く存在したのに対し,軽石ではそれらがほとんど存在せず,代わりにBacteroidetesが多かった。系統学的解析からも両サンプル間の違いが確認できた。噴火後の最初期に採集した軽石から放出される栄養素の分析では,リンが最も多く,窒素はほとんど放出されなかった。軽石上の微生物コロニーは,高いリンおよび窒素取み能を示し,地球創成期の生命の起源における浮遊軽石仮説を裏付けた。

シソーラス用語： *軽石 ,  浮体 ,  湖沼水 ,  *ミクロフローラ ,  *噴火活動 ,  火山 ,  チリ共和国 ,  地球 ,  環境モデル ,  *生命の起源 ,  rRNA遺伝子 ,  生物分類 ,  栄養素 ,  リン ,  化学組成 ,  系統発生
準シソーラス用語： 16S rRNA遺伝子 ,  プジェウエ火山 ,  原始地球 ,  *細菌群集構造

分類 (2件)： 微生物の生態  (EG03040J) ,  生命の起源と前生物学  (EC03020B)

タイトルに関連する用語 (6件)： 浮遊 ,  軽石 ,  微生物 ,  生命 ,  群集構造 ,  生物地球化学