抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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タスク並列プログラミングモデルは,関数や文などを実行する「タスク」を動的に生成することで並列処理を記述するプログラミングモデルである。タスク並列処理は高並列な環境で高生産性と性能を両立させるための,今後有望なパラダイムであると信じられている一方でSPMDや静的な負荷分散と異なり,実行方式がプログラマから見えない「ブラックボックス」的な要素が多く,性能が第一義なHPC分野の開発者にとって使いづらいという一面もある。そこで本論文は,種々のタスク並列処理系のベンチマークを通して,プログラマがタスク並列プログラムの性能を理解する際の助けとなる情報を提供すること,今後の処理系実装者に有用な情報を提供することを目指す。48プロセッサのOpteronおよび61物理コア(244プロセッサ)のIntel Xeon Phi上で,MassiveThreads,Cilk,OpenMP,TBB,Qthreads,Nanosの6種類の並列処理系,10種類の実装の評価を行い,各処理系の性能や特徴を明らかにする。(著者抄録)