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J-GLOBAL ID:201502278497008937   整理番号:15A0603559

福島原発事故による放射能汚染の広がり:四年目の報告(放射性セシウムの汚染境界)

著者 (1件):
資料名:
号: 46  ページ: 15-30  発行年: 2015年03月05日 
JST資料番号: L6288A  ISSN: 0386-5827  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2011年から連続して発表して来た「福島原発事故による放射能汚染の広がり」[2-4]として,四年目の今年は,放射性セシウムによる「汚染限界」の探索について報告する。2011年3月の原発事故に由来する,放射能汚染の有無を分ける境界線(汚染限界)を決めるには,強い汚染というよりはむしろ「軽微」な汚染の証拠を探し出すことが必要である。ガイガーカウンターなどを利用した線量測定では汚染地域の範囲を正確に同定することは難しく,強く汚染された地域の大ざっぱな分布しか知ることはできない。汚染限界の情報を引き出すには,汚染された地域の土壌や植物などが発するガンマ線のスペクトルを精度よく測定することが要求される。統計誤差が伴う放射線のエネルギー測定において,高精度のスペクトル情報を手にいれるには長時間測定が必要になる。しかし,民間測定所の多くでは,一検体あたり最大30分程度の測定時間しか許さないため,高い精度で測定することができず,汚染境界の同定を目的とする研究には利用できない。幸い,専修大学は2014年にガンマ線スペクトロメータを購入することができ,一検体あたり10時間を越えるような長時間測定を実行できるようになった。ただし長時間測定では測定できる検体の数が少なくなるため,汚染境界地図を完成させることはまだできていない。この論文では,2014年に測定できた高精度ガンマ線スペクトルデータをもとにした,福島原発の事故に由来するセシウム汚染の範囲について報告する。(著者抄録)
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分類 (1件):
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環境の汚染及び防止 

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