抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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自家発電設備運転時,オペレータは蒸気・消費電力のデマンド変動および買電の昼夜間の単価差を考慮しながら,経験に基づきコジェネ設備,復水発電設備等の起動・停止および運転負荷変更の操作を実施している。しかし,常に最適運転が実現していたかどうかの判断は困難であった。そこで,本稿では各設備を数式モデルで表現し,混合整数計画法を用いて最適運転を計算により求める検討を行った結果を報告した。まず,ボイラー・自家発電設備の入出力エネルギーを一次相関によりモデル化し,最適運転を目指して,都市ガス単価×ガス量および買電単価×買電量の総和が最小となる程度を評価関数とした。デマンドベースでは,コジェネ設備の稼動・停止のモデル化に,各々,離散変数1,0を対応させ,設備の発停を含めた最適運転を混合整数計画法により算出した。実設備の最適運転化の工夫としては,各設備の,連続稼動・停止制約,逐次補正,起動インターバル時間を考慮した蒸気および消費電力のデマンド予測,等も取り込んだ制約式・計算アルゴリズムによる最適運転を導出した。結果として,本システム導入により総光熱費が1.2%向上した。