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J-GLOBAL ID：201502279114137824   整理番号：15A0452669

有機性蒸気へのエレクトロスプレイ液滴の曝露:蛋白質および蛋白質複合体からの金属イオンの除去

Electrospray Droplet Exposure to Organic Vapors: Metal Ion Removal from Proteins and Protein Complexes

著者 (2件)： DEMUTH J. Corinne (Purdue Univ., Indiana, USA) ,  MCLUCKEY Scott A. (Purdue Univ., Indiana, USA)
資料名： Analytical Chemistry  (Analytical Chemistry)
巻： 87  号： 2  ページ： 1210-1218  発行年： 2015年01月20日 
JST資料番号： A0395A  ISSN： 0003-2700  CODEN： ANCHAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： エレクトロスプレイイオン化は,蛋白質等の質量分析に適するイオン化法であるが,緩衝液中の金属イオンの付加物が作られると,イオン化効率は下がってしまう。著者らは,脱溶媒ガス中に,有機化合物の蒸気を混入させ,金属イオンの付加を除去することを試みた。ここでは,試験試料としてホロミオグロビンを用いた。試料蛋白質の溶液に塩化ナトリウムを加え,ナトリウムイオン源とした。脱溶媒ガス中へ混入させる有機化合物としては,メタノール,エタノール,イソプロパノール,アセトン,アセトニトリル,および酢酸エチルを用いた。結果として,陽イオンモードにおける質量分析では,有機性蒸気はナトリウムイオンの除去に有効であったが,エタノール等のアルコールは,効果が小さかった。一方,陰イオンモードでは,効果は見られなかった。著者らは,除去の機構として,ナトリウムイオンと有機物質の複合体形成を提案している。

シソーラス用語： *蒸気 ,  噴霧 ,  *液滴 ,  *タンパク質 ,  *タンパク質複合体 ,  *金属イオン ,  *除去 ,  *エレクトロスプレイイオン化 ,  *質量分析 ,  *効率 ,  有機化合物 ,  ミオグロビン ,  カチオン ,  ナトリウム化合物 ,  複合体 ,  溶媒 ,  *分子構造 ,  構造解析 ,  脂肪族ニトリル ,  脂肪族ケトン ,  脂肪族アルコール ,  脂肪酸 ,  カルボン酸エステル
準シソーラス用語： *イオン化効率 ,  エレクトロスプレイ ,  ナトリウムイオン ,  *脱溶媒 ,  *蛋白質構造

分類 (3件)： 質量分析  (CC03013N) ,  生物物理的研究法  (EA03020V) ,  分子構造  (EB03020Y)

物質索引 (6件)： アセトニトリル ,  アセトン ,  イソプロパノール ,  エタノール ,  メタノール ,  酢酸エチル

タイトルに関連する用語 (7件)： 蒸気 ,  エレクトロスプレイ ,  液滴 ,  曝露 ,  蛋白質 ,  蛋白質複合体 ,  金属イオン