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J-GLOBAL ID：201502279213272229   整理番号：15A0759854

ニンジン及び改良土壌抽出物のクリーンアップを目的とするイオン対試薬として1-メチルピペリジンを利用するポリエーテルスルホン上ペルフルオロ化アルキル化合物の濃縮

Enrichment of perfluorinated alkyl substances on polyethersulfone using 1-methylpyperidine as ion-pair reagent for the clean-up of carrot and amended soil extracts

著者 (8件)： BIZKARGUENAGA Ekhine (Dep. of Analytical Chemistry, Fac. of Sci. and Technol., Univ. of the Basque Country (UPV/EHU), P.O. Box 644, 48080 ...) ,  ZABALETA Itsaso (Dep. of Analytical Chemistry, Fac. of Sci. and Technol., Univ. of the Basque Country (UPV/EHU), P.O. Box 644, 48080 ...) ,  IPARRAGUIRRE Arantza (Dep. of Analytical Chemistry, Fac. of Sci. and Technol., Univ. of the Basque Country (UPV/EHU), P.O. Box 644, 48080 ...) ,  AGUIRRE Josu (Dep. of Analytical Chemistry, Fac. of Sci. and Technol., Univ. of the Basque Country (UPV/EHU), P.O. Box 644, 48080 ...) ,  FERNANDEZ Luis Angel (Dep. of Analytical Chemistry, Fac. of Sci. and Technol., Univ. of the Basque Country (UPV/EHU), P.O. Box 644, 48080 ...) ,  BERGER Urs (Dep. of Applied Environmental Sci. (ITM), Stockholm Univ., SE-10691 Stockholm, SWE) ,  PRIETO Ailette (Dep. of Analytical Chemistry, Fac. of Sci. and Technol., Univ. of the Basque Country (UPV/EHU), P.O. Box 644, 48080 ...) ,  ZULOAGA Olatz (Dep. of Analytical Chemistry, Fac. of Sci. and Technol., Univ. of the Basque Country (UPV/EHU), P.O. Box 644, 48080 ...)
資料名： Talanta  (Talanta)
巻： 143  ページ： 263-270  発行年： 2015年10月01日 
JST資料番号： E0324A  ISSN： 0039-9140  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ニンジン及び改良土壌中11種ペルフルオロ化アルキル化合物(PFAAs)の同時定量のため,簡単,安価で環境に優しい分析法の開発を行った。本法は,集束超音波固-液抽出に続き,イオン対試薬を利用するポリマ材料上標的化合物の濃縮による抽出物のクリーンアップ,及び液体クロマトグラフィー-タンデム質量分析による検出に基づいている。クリーンアップ段階に影響する以下の事項について評価した。即ち,ポリマ材料(シリコーンロッドに対するポリエーテルスルホン,PES),ポリマ材料の量(1から9mg),イオン対試薬(テトラブチルアンモニウム塩に対する1-メチルピペリジン,1-MP),イオン対試薬濃度(5から50mM)及び抽出時間(15minから24h)についてである。最適クリーンアップ条件は,イオン対試薬としての5mMの1-MPと組み合わせた9mgのPES上,3hの予備濃縮を利用して得られた。本法を見かけの回収率でバリデートしたところ,改良土壌及びニンジンに対して,低濃度(50ngg^-1)でそれぞれ77-140%及び95-137%の範囲,高濃度(290ngg^-1)で70-136%及び79-132%の範囲にあった。精度(RSD)は2-23%の範囲にあり,方法の検出限界は改良土壌で0.31-2.85ngg^-1,ニンジンで0.11-1.83ngg^-1であった。認証標準物質が無いので,方法間比較を行い,本研究で開発した手法と固相抽出に基づく手法により同じ試料を処理した。表皮,芯,葉及び改良土壌の1方向分散分析により,統計的に同等の結果が得られた(F_Calc=2.59,5.06,5.82及び2.34<F_Crit=7.71).500ngg^-1レベルのペルフルオロオクタンスルホン酸汚染土壌中に栽培したニンジンでの摂取実験におけるPFASsの定量に本法を適用した。ニンジン葉中に最高濃度(669ngg^-1)を測定したが,表皮及び芯では同レベル(それぞれ72及び62ngg^-1)であり,土壌から葉への転流が起こることを結論した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *有機フッ素化合物 ,  ポリエーテルスルホン ,  *ニンジン【セリ科】 ,  分散分析 ,  *土壌汚染 ,  土壌改良 ,  クリーンアップ法 ,  イオン対 ,  *固液抽出 ,  *LC-MS分析 ,  タンデム質量分析 ,  回収率 ,  固相抽出 ,  同時定量 ,  土壌分析 ,  *溶媒抽出 ,  超音波照射 ,  予備濃縮 ,  食品汚染 ,  スルホン酸 ,  脂肪族フッ素化合物 ,  脂肪酸 ,  脂肪族カルボン酸
準シソーラス用語： ペルフルオロ化合物 ,  液体クロマトグラフィー-タンデム質量分析 ,  *超音波支援抽出

分類 (4件)： 抽出  (CC01040H) ,  有機化合物の各種分析  (CC08034J) ,  土壌汚染  (FB04100T) ,  食品の汚染  (FJ01053P)

物質索引 (13件)： 1-メチルピペリジン ,  テトラブチルアンモニウム・ブロミド ,  テトラブチルアンモニウム水素スルファート ,  ペルフルオロオクタンスルホン酸 ,  ペルフルオロオクタン酸 ,  ペルフルオロデカン酸 ,  ペルフルオロノナン酸 ,  ペルフルオロブタンスルホン酸 ,  ペルフルオロブタン酸 ,  ペルフルオロヘキサンスルホン酸 ,  ペルフルオロヘキサン酸 ,  ペルフルオロヘプタン酸 ,  ペルフルオロペンタン酸

タイトルに関連する用語 (9件)： ニンジン ,  土壌 ,  抽出物 ,  クリーンアップ ,  イオン対 ,  試薬 ,  1-メチルピペリジン ,  ポリエーテルスルホン ,  濃縮