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J-GLOBAL ID:201502279350413247   整理番号:15A0584865

インデンテーション法による高温力学特性評価

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資料名:
巻: 60  号:ページ: 102-108  発行年: 2015年04月15日 
JST資料番号: S0909A  ISSN: 0285-2470  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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インデンテーション法は,先端が尖った圧子を測定物に押し込み,そのときの圧子の押込み変位と荷重のデータから力学特性を評価できる試験法である。筆者の研究室では,自己相似形圧子(ここでは円錐形圧子)を用いて高温変形挙動を調査している。まず,1000°C近くの高温においてインデンテーション試験を実施することができる試験機(マイクロインデンター)をアドバンス理工(株)と共同開発した。本解説では,高温におけるインデンテーション試験を実施することができるマイクロインデンターの仕様と当該試験機を用いた実験手順を説明する。また,高温力学特性を評価した結果の一例を示す。マイクロインデンターの基本仕様は,最大荷重:4.9N,最高温度:1000K,変位測定精度:0.1μm(差動トランス)および0.3μm程度(非接触光学センサー),最大サンプリングレート:1000点/sである。有限要素法による計算機シミュレーションによれば,圧子下には歪みおよび応力分布が形成される。これは場所によって変形挙動(変形速度)が異なることを意味する。しかし,力学的性質の異方性が小さい,あるいは異方性があっても結晶粒径が微細な材料(圧子下に多くの結晶粒が存在する場合),においては,インデンテーション法によって一軸試験法で得られるクリープ特性値と同様な結果を得ることができる。
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分類 (2件):
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材料試験  ,  金属の機械的性質 
引用文献 (32件):
  • P. J. Blau and B. R. Lawn : Microindentation Techniques in Materials Science and Engineering, (ASTM, Philadelphia, 1986).
  • A. C. Fischer - Cripps : Nanoindentation, (Springer - Verlag, New York, 2011).
  • D. Tabor : The Hardness of Metals, (Oxford University Press, Oxford, 1951).
  • 寺澤正男,岩崎昌三:硬さのおはなし,(日本規格協会,2001).
  • 中村雅男:硬さ試験の理論とその利用法,(工業調査会,2007).
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