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J-GLOBAL ID:201502280417738292   整理番号:15A0214397

夏季の東北日本における日平均地表気温分布の中期予報に対するアンサンブルダウンスケーリング予測実験

An Ensemble Downscaling Prediction Experiment for Medium-Range Forecast of the Daily Mean Surface Temperature Distribution over Northeastern Japan during Summer
著者 (3件):
資料名:
巻: 92  号:ページ: 505-517  発行年: 2014年12月25日 
JST資料番号: G0095A  ISSN: 0026-1165  CODEN: JMSJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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日平均気温の詳細な空間分布の中期予報を査定するために,アンサンブル・ダウンスケーリング予測実験を25kmと5kmの水平解像度を持つ気象庁(JMA)非静力学モデル(NHM)を用いて行った。特に,やませと呼ばれる北東風が起す異常な東北日本中の冷夏に注意した。結果をアメダスで観測した日平均地表気温で検証した。アンサンブル平均ダウンスケーリング予報は局所循環に関する情報を有する信頼性信号を抽出できた。アンサンブル平均予測は単一ダウンスケーリング予報と比べてrms誤差が15%減少した。アンサンブルスプレッドは大規模運動に加わる局所循環の効果を考慮する確率予測を与える可能性を指示した。アンサンブルダウンスケーリング予測は,解像度TL159L60の気象庁全球スペクトルモデルの全球予測よりも80%大きいスプレッドを有し,理論値に近づいた。経験的直交関数(EOF)解析は,予測可能性がEOFモードに依存することを指示した。予測可能な期間は,東北日本の均一モードで8日,やませ(東西モード)に対して5日,および南北モードに対して2日であった。力学的ダウンスケーリングはEOFモードの振幅を適切に予測できた。特に,力学的ダウンスケーリングは,同モードに対する全球モデルの20%予測と比較して,やませモードの90%を予測できた。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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局地循環,気流 
引用文献 (33件):
  • Arakawa, A., and W. H. Schubert, 1974: Interaction of a cumulus cloud ensemble with the large-scale environment, part I. J. Atmos. Sci., 31, 674-701.
  • Buizza, R., and T. N. Palmer, 1995: The singular-vector structure of the atmospheric global circulation. J. Atoms. Sci., 52, 1434-1456.
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