文献

J-GLOBAL ID：201502280912559248   整理番号：15A0331228

C-SNARF-4を用いた細菌バイオフィルム中の細胞外pHのレシオメトリックイメージング

Ratiometric Imaging of Extracellular pH in Bacterial Biofilms with C-SNARF-4

著者 (6件)： SCHLAFER Sebastian (Aarhus Univ., Aarhus, DNK) ,  GARCIA Javier E. (Aarhus Univ., Aarhus, DNK) ,  GREVE Matilde (Aarhus Univ., Aarhus, DNK) ,  RAARUP Merete K. (Aarhus Univ., Aarhus, DNK) ,  NYVAD Bente (Aarhus Univ., Aarhus, DNK) ,  DIGE Irene (Aarhus Univ., Aarhus, DNK)
資料名： Applied and Environmental Microbiology  (Applied and Environmental Microbiology)
巻： 81  号： 4  ページ： 1267-1273  発行年： 2015年02月 
JST資料番号： A0427A  ISSN： 0099-2240  CODEN： AEMIDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 細菌のバイオフィルムの細胞外マトリックス中のpHは,微生物代謝において重要である。また,口腔細菌のバイオフィルムと歯の中間層のpHは,虫歯の進行に大きく影響する。pH感受性蛍光プローブであるC-SNARF-4を用いてpH4~pH8の範囲で染色し,バイオフィルムの細胞外pHの可視化を試みた。pH6以下では,15種類の口腔細菌すべてで,C-SNARF-4によりバイオフィルム全体が染色され,ディジタル画像解析を用いて細胞外pHを測定することができた。バイオフィルムをグルコースで処理すると,その発酵に伴いバイオフィルムの細胞外pHが低下することが観察された。共焦点顕微鏡画像とディジタル画像の組み合わせはバイオフィルム画像から細菌バイオマスを除去可能であり,バイオフィルムにおける細胞外pH微小環境をモニタリングできた。

シソーラス用語： *口内微生物 ,  細菌 ,  細胞外マトリックス ,  *生物膜 ,  プローブ ,  可視化 ,  蛍光標識 ,  pH依存性 ,  う歯 ,  *pH測定 ,  光学顕微鏡法 ,  ディジタル画像 ,  細菌検査 ,  蛍光染料
準シソーラス用語： 共焦点顕微鏡観察 ,  蛍光プローブ ,  *口腔細菌

分類 (2件)： 微生物の生態  (EG03040J) ,  歯の基礎医学  (GT01020O)

物質索引 (1件)： 4-[3-オキソ-4-フルオロ-10-(ジメチルアミノ)-3H-ベンゾ[c]キサンテン-7-イル]-1,3-ベンゼンジカルボン酸

タイトルに関連する用語 (3件)： 細菌 ,  バイオフィルム ,  細胞外pH