抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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自動車のハイブリッドシステムは,エネルギー貯蔵形式,モータ,制御方式によって幅が広い。全ては内燃機関を一次動力源とし,電池または他のシステムがエネルギー貯蔵・放出を行う。最も簡単なものはマイクロハイブリッドで,CitoenBerlingo社のe-HDiバンでは,スタート・ストップ機能と回生制動を組み合わせて燃費を15%削減した。他の例は米国Oshkoshi社のProPulse不整地用軍用トラックの,8x8直列ハイブリッドで,ディーゼルエンジンは発電用である。新しいKERS(運動エネルギー回収システム)技術のひとつは,GKN社製のGyrodriveで,3600rpmの炭素繊維製のフライホイールを使用し,燃費を25%節減する。米国Ricardo社のTorgStorは真空封じ切り容器を使用し,磁気カップリングを用いて駆動する。Torotrak社もFlybirdを販売している。その他にCPT社製の電動過給器CORBAがある。またバッテリに関しては,Li系各種やNi-MHがある。切り換えリラクタンス(SR)モータや,GKN社のFVOモータも特徴がある。本稿はこれらを紹介した。
