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J-GLOBAL ID：201502281495348928   整理番号：15A0733614

金型を用いた降温多軸鍛造 AZ61Mg 合金の組織と機械的性質

Microstructure and Mechanical Properties of AZ61Mg Alloy Fabricated by Multi-Directional Forging Using Die under Decreasing Temperature Conditions

著者 (3件)： 三浦博己 (豊橋技術科学大学機械工学系) ,  松本洸太 (電気通信大学知能機械工学専攻) ,  小林正和 (豊橋技術科学大学機械工学系)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 79  号： 6  ページ： 295-302 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： マグネシウム合金の機械的性質の改善のために結晶粒微細化は有効な手段である。結晶粒微細化は加工熱処理によって得ることができる。本研究においては,結晶粒微細化技術として降温多軸鍛造(MDF)に着目し,従来この技術の工業化は困難であると考えられていたが,その実用化を目指した。その特徴は金型を用いることである。平均結晶粒度21.6μmのAZ61マグネシウム合金を供試材とし,万能試験機とヒータ内蔵金型を用いて逐次降温させながら多重パス鍛造を実施した。この際,ひずみ速度は3.0×10^-3s^-1とした。加工したサンプルの金属組織観察,硬度測定および引張試験を実施した。この結果,本手法で調製したサンプルは0.3μmの超微細結晶粒を有し,硬度958MPaおよび引張強さ465MPaを持つことを明らかにした。また,引張強さは更に冷間圧延することで490MPaまで上昇することを見出した。

シソーラス用語： *マグネシウム合金 ,  亜鉛含有合金 ,  アルミニウム含有合金 ,  *鍛造 ,  *結晶粒微細化 ,  押込硬さ ,  *引張強さ ,  金型
準シソーラス用語： *多軸鍛造

分類 (3件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  機械的性質  (WB02030U) ,  鍛造技術  (WC05020H)

引用文献 (13件)：

• 1) H. Miura, G. Yu and X. Yang: Mater. Sci. Eng. A 528(2011) 6981–6992.
• 2) M. Kai, Z. Horita and T. G. Langdon: Mater. Sci. Eng. A 488(2008) 117–124.
• 3) R. Lapovok, P. F. Thomson and R. Cottam: J. Mater. Sci. 40(2005) 1699–1708.
• 4) J. Xing, H. Soda, X. Yang, H. Miura and T. Sakai: Mater. Trans. 46(2005) 1646–1650.
• 5) H. Miura, X. Yang and T. Sakai: Mater. Trans. 49(2008) 1015–1020.

タイトルに関連する用語 (6件)： 金型 ,  降温 ,  多軸鍛造 ,  合金 ,  組織 ,  機械的性質